ピエール・ガスリーは、2023年F1最終戦アブダビGPでアルピーヌF1チームがいくつか「違ったこと」ができたと認めながらも、セルジオ・ペレス、ルイス・ハミルトンとの接触で受けたダメージがレースで最も大きな犠牲となったことを認めた。ガスリーはハミルトンとペレスをオーバーテイクし、1周目を終えた時点で10番手から8番手に浮上。しかし、その際にガスリーはペレスにリアと接触され、パーツをわずかに失った。
その後、ペレスにオーバーテイクされたものの、今後はハミルトンもリヤに接触してディフューザーを破損。ガスリーはターン6でロックアップし、ハミルトンとの接触を避けるために十分な速さで反応できなかった。ガスリーは17周目にピットインし、ハミルトンとチームメイトのエステバン・オコンの後ろでコースに合流したことで、怒りの無線メッセージが流れた。。ガスリーはその状況について話し合う必要があると感じているものの、13位でフィニッシュすることが最も可能性の高い結果だったと語った。「思い通りにいかないことがいくつかあった」とガスリーは語った。「スタートではターン6にとてもいい動きをして、ルイスとチェコ(ペレス)をオーバーテイクしましたけど、チェコが僕の車の後ろを接触してしまった。それで最初のダメージを受けて、数周後にルイスにぶつけられた」「彼はちょうど僕の車の後部に突っ込んできて、ディフューザーをすべて壊した。そこからはある意味でダメージリミテーションとなったし、かなりのダウンフォースを失った」「その後、少し違うはずだったことがいくつかあったので、それについてはチームと話し合うつもりだ。ディフューザーですでにダメージを受けていたから、変わらなかったと思うけどね。明らかに僕たちの日ではなかった」アルピーヌでの強力なデビューシーズンを終えたガスリーはレース後、チームでの1年目を振り返り、2024年に向けて「強力な基盤」を築いたと語った。「そうだね、全体的にとても満足しているよ」とガスリーは語った。「チームを変え、アルピーヌでの最初のシーズンを迎えた。最初はかなり難しく、トリキーなものになることは分かっていた」「新しいクルマ、新しい人々、新しいエンジニアがいる新しい組織で、本当に自分のペースをつかむまでには何カ月かかかる。でも、全体的にはいい仕事ができたと思う。何か月も経つと本当にどんどん強くなっていった」「今年の後半は間違いなく良くなったし、チーム内の考え方やメンタリティにとても満足している。来年は、10カ月前のバーレーンGPよりもずっと強い基盤でスタートできるだろう」
全文を読む