アルピーヌF1チームのピエール・ガスリーは、2023年F1第9戦カナダGPの予選で走行を妨害したカルロス・サインツ(フェラーリ)に激怒した。角田裕毅(アルファタウリ)とポジション争いをするサインツに最終コーナーでブロックされたガスリーは、ランオフに出なければならなかった。
激怒したガスリーは無線でサインツは「出場停止」にするよう呼びかけ、不満を爆発させた。『あんなことするヤツは出場停止にしろ! こっちは時速300キロで走っているんだ! 奴等は何を考えているんだ?!』ガスリーは、他車に危険を及ぼすことのない違反でのペナルティポイントが累積し、昨年から出場停止のリスクと戦ってきた。マシンを降りたガスリーは「とにかくカルロスのような運転をすることは、まったく受け入れられない」と語った。「単純な話だ。僕は時速300kmで走っていて、彼は最後のシケインで時速30kmで自分のラップに集中している。レーストラックにいるのは一人ではない」「まず第一に、僕はラップをクローズすることさえできなかった。余裕でトップ6に入れたはずだ。そして2つ目は、非常に危険で不必要な行為だったということだ。本当に腹立たしい」このインシデントでサインツには3グリッド降格ペナルティが科された。ガスリーは、サインツがペナルティに値するという意見に「間違いなく」同意したが、「ダメージを受けてしまったので、気にすることでもない」と付け加えた。「このコンディションで10位以内、8位以内、あるいは6位以内に入れるペースがあったのに、僕は17位でここに座っている」「この間(スペイン)は逆の状況だったが、マックス・フェルスタッペンとサインツは1位と2位を獲得し、彼らの日曜日に影響はなかった」「今、僕は17位でここに座っていて、予選を台無しにしてしまったし、レースにも大きな影響を及ぼしている。とにかく受け入れられない」アルピーヌのチーム代表であるオトマー・サフアウアー、このインシデントを「馬鹿げている」と言った。「一言で言えば、馬鹿げたことだ」とサフアウアーはSky F1に語った。「ひどい話だ。ピエールは6番手にいたと思うが、Q1で敗退した」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿