ピエール・ガスリーは、2023年F1マイアミGPでのアルピーヌF1チームのダブル入賞を「チーム全員の功績」だと称えた。ガスリーは5番手から好スタートを切り、ターン1で4番手に浮上。今シーズンは全レースで1周目の順位を上げており、エステバン・オコンもトップ10をキープした。ガスリーはミディアム-ハード作戦で、フェラーリのルクレール、メルセデスのハミルトンを抑えようとしたが、惜しくも終盤で前方の2台の前に出ることはできなかった。
ハードからミディアムへの1ストッププランで、レース後半に順位を上げようとしたエステバン・オコンは、序盤は3位まで順位を上げたが、終盤にミディアムでストップしたため、9位でゴールした。過去2戦でノーポイントだったアルピーヌF1チームだが、このダブル入賞でライバルのマクラーレンにポイント数で並んだ。8位でフィニッシュしたピエール・ガスリーは「今日のレースは、グリッドポジションから下がったとはいえ、結果にはとても満足している」とコメント。「マックス(フェルスタッペン)やシャルル(ルクレール)のような速いクルマについて行くのは常に大変なことだったけど、レース終盤までフェラーリやメルセデスと戦えたことは、間違いなく励みになる。レース後半はかなり燃料を節約しなければならなかったし、トップ6に近づけたことは、正しい方向への一歩だと思う」「チームにとって厳しい2戦の後、ダブルポイントを獲得できたことは重要だったし、ここマイアミでこの結果を達成できたのは全員の功績だ。すべてを分析し、どこを改善できるかを見極め、イモラに到着したら、ライバルたちとの差を縮めるために戦い続ける覚悟だ」9位でフィニッシュしたエステバン・オコンは「チームにとって良いレースができたし、2台ともポイント圏内に戻ってこれたのは良かった」とコメント。「最初のスティントでハードタイヤを長く使うという、よりアグレッシブな戦略を選択したけど、最終的にはそれがうまくいかなかった」「フェラーリやメルセデスといいバトルができたし、何度かオーバーテイクもできた。ペースも良かったので、今後の励みになる。これ以上のことはできなかったと思うので、今日の仕事には満足している」「もちろん、反省点や改善すべき点はあるけど、シーズンは長いし、3つのポジティブなレースを積み重ねなければならない次のヨーロッパでのトリプルヘッダーを楽しみにしている」