ピエール・ガスリーは、アルピーヌF1チームとの交渉を否定している。フェルナンド・アロンソのアストンマーティンF1移籍をきっかけに勃発したアルピーヌF1チームのシート騒動。チームが後任にしたオスカー・ピアストリは、マクラーレンと契約しているとされ、アルピーヌF1チームとの契約を拒否。騒動はF1の契約承認員会に持ち込まれる。
アルピーヌF1チームのドライバー候補に浮上しているのが、アルファタウリのピエール・ガスリーだ。レッドブル・レーシングへの昇格を事実上断たれているピエール・ガスリーは、2023年末にレッドブルファミリーを離れるとされている。フランスのチームであるアルピーヌF1チームは、エステバン・オコンとピエール・ガスリーのオールフレンチのドライバーランナップを検討しているとされ、すでにレッドブルにガスリーの獲得を打診していると報じられている。実際、F1ベルギーGPの週末にレッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコとアルピーヌの関係者との間の交渉が行われたと伝えられている。だが、ピエール・ガスリーは、2023年にアルピーヌF1チームに移籍する可能性があるという提案を否定した。「今のところコメントすることは何もない」とピエール・ガスリーはF1ベルギーGPの予選後に語った。「今週末は自分にできる最高の仕事をすることに集中している」「僕は契約を結んでいるし、来年アルファタウリでドライブすることが発表されている」だが、エステバン・オコンとピエール・ガスリーがアルピーヌF1チームで組むという見通しは、カート時代から知られているライバル関係によって、ファンやF1インサイダーの興味をそそっている。彼らがお互いをチームメイトとして受け入れることは決してないだろうと広く考えられているが、エステバン・オコンはそのアイデアにオープンであると主張している。ピエール・ガスリーとの関係について質問されたエステバン・オコンは「仲良くやっているよ。お互いに敬意を払っている。それが重要なことだと思う」とコメント。では、アルピーヌF1チームでそのオールフランスのラインナップが誕生する可能性はあるのだろうか?「あるよ」とエステバン・オコンは断言した。アルピーヌF1チームの代表を務めるオトマー・サフナウアーは、エステバン・オコンとピエール・ガスリーが理論的には仲良くできるだろうということに同意している。「我々はうまくやっていけるドライバーを起用しなければならないが、エステバンは、セルジオ(ペレス)やフェルナンド(アロンソ)と一緒にいたが、プロだと思う」とオトマー・サフナウアーは語った。「彼は、彼の隣にいるチームにとって最高の人物と一緒にドライブするだろう。それこそが、我々が集中する必要があることだ」アルピーヌF1チームのもう一人の候補として挙げられているのが、ミック・シューマッハだ。オトマー・サフナウアーはシューマッハがハースF1チームで「最近良い結果」を出していると語った。また、ミック・シューマッハはF1のCEOであるステファノ・ドメニカリの支援を受けている。「ミックは自分の強みを示した非常に強いドライバーだ」と元フェラーリのボスは Sky Italia に語った。「彼はF1にいるに値するし、信じられない彼の名前のためではない。彼にはここにいる能力がある」しかし、オトマー・サフナウアーは推測に応える準備はできていない。「ドライバーが誰になるかを本当に考え始めるには、まずCRB(契約承認委員会)を通過し、我々が何をしようとしているのかについての良い情報と完全な情報を得る必要がある」もう一人の2023年のアルピーヌF1のドライバー候補は、マクラーレンを離脱したダニエル・リカルドだ。「僕はどんな挑戦にも準備ができている」とエステバン・オコンは主張した。「チームは2023年に向けて良い位置につけるために正しい決定を下すと確信している」
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