アルファタウリF1のピエール・ガスリーは、2023年をF1ワールドチャンピオンに挑戦できるチームに移籍する大きなチャンスだと考えている。2021年シーズンを通して、特に予選においてアルファタウリ・ホンダのF1マシンから最大限を引き出したピエール・ガスリーは、自身自身をステップアップの明確な候補者として見ている。
シャルル・ルクレールやランド・ノリスなどの主要な可能性を秘めた他のドライバーとは異なり、ピエール・ガスリーは、現在のアルファタウリがレッドブルが所有する2番目のチームであるため、自分が潜在的なワールドチャンピオン候補とは見なされないことを認識している。ピエール・ガスリーにとって、シニアチームであるレッドブル・レーシングへの復帰が理想的な動きとなるだろう。2019年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして12戦で見限られた当時よりも成熟した完成されたドライバーになった。2022年はセルジオ・ペレスがレッドブル・レーシングに残留し、ピエール・ガスリーは角田裕毅とともにアルファタウリに残ったが、2023年はグリッド全体の多くのドライバーが契約満了となり、多くのシートが解放される可能性がある。キャリアのピーク時にミッドフィールドのチームで立ち往生しているに焦りを感じているかと質問されたピエール・ガスリーは「ノー。なぜなら、マーケットは変化するからね」とAuto Motor und Sportにコメント。「多くのドライバーの契約は2023年に失効する。チャンスが開かれる」「F1では、すべてが非常に迅速に起こる。あまり心配していない。チャンスはあると思う。僕はそれを知ってる。いつが正しいタイミングか見極めていくつもりだ」「今、私は毎週末のレース、自分のマフォーマンスに集中している。自分にできる限りのことをしている」「僕にできるベストは、メキシコのような結果を繰り返すことだ。予選でミッドフィールドカーでメルセデスとレッドブルに次ぐ5番手だった」「もっと速いマシンに乗ればもっとやれるのは確かだ。重要なのはそれだけだ」ピエール・ガスリーは、わずか半シーズン後にレッドブル・レーシングから降格された2019年の夏よりも自分自身がどれだけ進歩しているかは分かっていると語る。「F1でこれまでで最高のピエール・ガスリーを見ている。また、経験を積むことで、自分の周りで起こっていることすべてをよりよく理解できるようになったと感じている」とピエール・ガスリーはコメント。「物事をはるかにコントロールしている。自分がマシンとチームに何を求めているかを正確に知っている。それは年々良くなっていると思う」