アルファタウリF1のピエール・ガスリーは、2021年シーズンの力強いパフォーマンスが、グリッド上位のチームに移籍するために報われていないことに失望していると語る。ピエール・ガスリーのF1トップチームでの戦いは短期間で終わった。2019年にレッドブル・レーシングに昇格したガスリーだったが、チームメイトのマックス・フェルスタッペンのパフォーマンスに匹敵することができず、夏休み中にわずか12戦でトロロッソに降格した。
それ以来、ピエール・ガスリーの挽回は目覚ましいものであり、2020年にF1イタリアGPで優勝し、さらに2つの表彰台を獲得。アルファタウリにリブランドされたチームでチームリーダーとしての地位を確立した。2021年はピエール・ガスリーにとってこれまでで最高のシーズンだった。100ポイントの壁を初めて破って110ポイントを獲得。アルファタウリのチーム創設以来最多となる142ポイントの獲得に貢献した。シーズンを通して定期的にトップ8でフィニッシュしていたピエール・ガスリーだが、2022年のレッドブル・レーシングへの復帰が真剣に検討されることはなく、チームはセルジオ・ペレスの残留を決定した。ピエール・ガスリーは、アルファタウリが自分にとっては手狭になったとは感じていないが、2021年に達成したことが、レッドブルへの復帰というふさわしい報酬を獲得しなかったと考えている。ピエール・ガスリーは「僕の願望、ワールドチャンピオンを戦うという意志は非常に強い。僕はトップで戦うためにF1にいる。それは僕が改善し続けるためのモチベーションになっている」と Auto Motor und Sport にコメント。「嘘はつきたくない。あのようなシーズンを届けるのは難しいことだ。そして、レッドブルのシートを獲得した人たちと自分を比較すると、残念だ。数字と結果に基づけば、僕はこのチームで他の誰よりも優れたパフォーマンスを提供した」「でも、結局のところ、僕はその認識と報酬を得ることができていない。それを飲み込むのは難しいだ。もちろん、それは僕を失望させている」「僕はこのスポーツで何を達成したいのかを知っている。トップで戦いたい。それは変わっていない」「来年もそれほど離れることはないと思うけど、2022年にそこになければ、2023年には起こらないという意味ではない。全力を尽くし、自分自身を信じ続けていく」「レギュレーションの変更にもかかわらず、アルファタウリが今シーズンと同じくらい良いものになることを願っている」