アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、F1イタリアGPでは初優勝した後にルイス・ハミルトン(メルセデス)がかけてくれた称賛の言葉る“非常に感動的”だったと語り、過去数か月にわたってハミルトンから多くのアドバイスをもらっていたと明かした。ルイス・ハミルトンは、F1初優勝を挙げたピエール・ガスリーを真っ先に祝福。Bチームであるアルファタウリ・ホンダで勝利を収めたガスリーは、レッドブル・ホンダで2度目のチャンスを与えられるに値することを証明したと称賛した。
「彼の成長を見てほしい・・・レッドブルにいた彼は降格させられた。不当だと思うし、彼は成長する時間を与えられなかった。彼は今Bチームで走っていて、そのBチームでAチームを倒した。本当に笑顔になる。彼は本当にそれに値するドライバーだと思うからね。彼にはトップチームに戻る価値がある」「そして、必ずしもそれほど速くないチームで自信をつけ、今年、彼がその車ですでに持っていた本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮し、そして勝利を得た・・・そんなこと簡単にできることではない」とルイス・ハミルトンは語った。ピエール・ガスリーは、ルイス・ハミルトンとの関係について ESPN F1 Podcast に語った。「僕にとってルイスはとても特別な存在だ。子供の頃から見ていたし、僕が見た中ではおそらく最高のF1ドライバーだ。最高のドライバーでないにしても少なくとも最高の2~3人のドライバーのうちの1人だよね」 「だから、もちろん彼が言ってくれた言葉を聞いたときはとても感動したし、信じられなかったけど、奇妙な感じもした。10歳の時から彼のことを見ていたし、いつも最高なお手本だった。今、僕はそんな彼と競争していて、あのように僕のことを話してくれるんだからね」 「この2年間で、彼と少し仲良くなった。実際には、前日の土曜日、レース前、そして、週末を通して、彼にいろいろとアドバイスを求めたくて、テキストメッセージを送っていた。彼はいつもとても親切で、とてもオープンで、いつも助けようとしてくれた」「6回もF1ワールドチャンピオンを獲得して、あと数カ月で7回目のF1ワールドチャンピオンになるような人からそのような力強い言葉を受け取るのは本当に特別なことだ」ルイス・ハミルトンはあと2勝でミハエル・シューマッハの持つF1最多勝利記録の91勝の記録に並ぶ。また、今年の終わりにはシューマッハが保持するF1最多となる7回のF1ワールドチャンピオン獲得数記録にも並ぶことになるだろう。ピエール・ガスリーは、多くの成功を収めた人から学びたいと思うのは当然のことだと語った。 「ルイスやセブ(ベッテル)について考えている。現在、彼らはF1で最も成功している人たちだ。最高であることには理由がある。僕にとってそういう人たちとその経験から学ぶべきことがたくさんあると思っている」 「彼らがどのように勢いを保ち、どのように何年にもわたって成功を収めたきのか質問して理解をしたいと思うものだ。ルイスの印象的な点は、F1で1年目からトップに立ち、年を追うごとに強くなっていることだ。彼はF1での最初のシーズンからトップレベルにいた。それは僕にとって信じられないことだ。もちろん、彼から学べることはすべて学んで、どんなことでも吸収したいと思っている」ルイス・ハミルトンも語っていたが、ピエール・ガスリーは、新型コロナウイルスのロックダウン中にオンラインゲームの『コール・オブ・デューティ』を通して仲良くなったことを明らかにした。 どちらが優れたプレーヤーかと質問されたピエール・ガスリーは「それに答えづらいね!」とコメント。「普段とはかなり違うし、一緒にチームを組んでプレーするのはかなり面白い。勝つにはお互いに助け合う必要があるんだ」「新型コロナのロックダウン中はプレイステーションをやる時間が多くなっていたのは確かだ。F1について話し合ったり、お互いについてもう少し知るようになったし、それはとても良かった。僕はその時から多くのことを得た。アドバイスが欲しいと思ったら彼にすぐ連絡できるし、彼はいつも本当にオープンで僕を助けてくれる。彼はとてもいい人だ」
全文を読む