トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1ブラジルGPの決勝レースで自信初表彰台となる2位でフィニッシュした。レーススタートでは、ピエール・ガスリーはスタートポジションを6番手につける。22周目にピットインしてミディアムタイヤに交換したガスリーは中団勢トップの位置を維持。47周目にソフトタイヤに交換する。
しかし、その直後にバルテリ・ボッタス(メルセデス)がストップし、コース上にはセーフティカーが出動する。その後にフェラーリ勢がチームメート同士で接触して2台ともにリタイア。コース上には再びセーフティカーが入る。ここで、今度はハミルトンがピットインしてソフトタイヤに交換。ガスリーが3番手に順位を上げる。レースは残り2周で再開されるが、アルボンがリスタートで3番手に浮上したハミルトンに接触されてスピンを喫し、14番手まで順位を落とす。この2人の接触をすり抜け、ガスリーは2番手に浮上。ファイナルラップに突入する。ガスリーは最終コーナーでハミルトンに並びかけられるが、全開区間で前に出ると、そのまま譲らずに2位でチェッカーフラッグ。優勝したフェルスタッペンに続き、Hondaパワーユニットの1-2フィニッシュを果たした。トロロッソにとって、2位表彰台は2008年の優勝以来の好成績となる。「僕にとってF1で初めての表彰台をトロロッソと共に獲得できて、本当にうれしい!」とピエール・ガスリーはコメント。「毎戦さまざまな戦いをしてきたけど、いつも『その時がくればきっと叶うはず』と信じていたし、今日実現できた。本当に素晴らしく、色々な感情が入り混じった気分だ!」「チームのことはいつも『イタリアの家族』だと思っていたし、彼らの情熱と、常に最大限までプッシュする姿勢が大好きだ。今日の結果は、僕が彼らの日頃の努力にお返しできる、最高の感謝のプレゼントだ。F1で走ることを夢見て、そしてその表彰台を目指してきた。でも、いざそれが叶った今は抱えきれないほどの色々な感情でいっぱいになり、何と表現していいか分からないくらいだ。言えることは、今日が人生最高の日だということだろう。僕がレーシングドライバーを目指してから支えてくれたすべての人に感謝している。皆さんのおかげで今日の表彰台を獲得することができた、ありがとう!」関連:【動画】 2019年 F1ブラジルGP 決勝 ハイライト / ホンダF1が1-2!