トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、2019年のF1世界選手権 第18戦 メキシコGPへの意気込みを語った。「今週はメキシコに向かう。昨年、ホンダの工場へ向かうのにヘリコプターを利用したが、そのときに上空から見たメキシコシティーの発展ぶりは目を見張る光景で、永遠に広がり続けていくように見えた」とピエール・ガスリーはコメント。
「ここへ着くと、初日は高地にいることを実感するけど、その後はあまり気にならない。標高は、ドライバーよりもマシンへ大きく影響するようだ。僕らは高地に備えてトレーニングを積むことができるけど、エンジンや、ブレーキ冷却の対策は簡単にいかないし、ダウンフォースも少なくなってしまうことがその理由だ」「マシンには大きくダウンフォースをつけるけど、高地で空気抵抗が少ないので、空力作用が低下して通常よりもグリップが下がることを実感する。最大のリアウイングで走るのに普段の想定と全く異なる感覚になるので、奇妙な感じになる。ただ、ストレートでは、ものすごく速度が上がってエキサイティングな気分になる。レース中は、今季最高速を記録するのではないだろうか」「こうした技術的な要素がある一方で、レースウイーク中の雰囲気は最高だ。昨年のドライバーズパレードで(メキシコ出身の)セルジオ・ペレスの後ろを走ったときの空気は信じられないものだった。1人のドライバーへあんなに多くの声援が送られるのを見たのは初めてかもしれない。みんなが大声で叫んで応援し、熱狂の渦と化していた。スタジアムエリアもすごく印象的で、詰めかけた観衆が永遠を送る姿は、鳥肌ものだ。とにかくサーキットへ多くのファンが集まってくれて、その光景はすばらしい」「コースについては、低速コーナーが多くないけど、中盤のS字セクションは他よりも高速区間となるので好きな部分だ。レース中はかなり慌ただしい展開となり、特に他のマシンとのバトルが起きる1コーナーはたいへんだ。メキシコではこれまで (2年連続で)エンジン交換ペナルティーを受けており、あまりツキに恵まれていないけど、それでも昨年は後方から追い上げて10位入賞を果たすことができた!」
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