ピエール・ガスリーは、残りのシーズンでレッドブル・ホンダのシートを失い、トロロッソに降格するニュースを受け取ったときは“ショックだったし落ち込んだ”と認める。ピエール・ガスリーは、2019年にルノーに移籍したダニエル・リカルドの後任としてレッドブル・ホンダのドライバーに抜擢されたが、ベースと一貫性を発揮することができなかった。当時、レッドブルの上層部はガスリーのシートはシーズン終了まで安泰だと繰り返していた。
しかし、夏休み中にレッドブル・ホンダはピエール・ガスリーに代えてアレクサンダー・アルボンを起用することを発表。ガスリーは昨年まで所属したトロロッソ・ホンダに戻ることになった。ピエール・ガスリーとアレクサンダー・アルボンはリリースが発表される数時間前に決定について知らされたが、ガスリーはヘルムート・マルコから『8時42分』に電話があったと明かした。「午前中にそういう決定になったことを知った。もちろん、ブダペスト後や事前に伝えられていなかったので、ショックだったし落ち込んだ」とピエール・ガスリーはコメント。「シーズン前半にもっとうまくやれたことはあったし、部分的には僕の責任だ。僕たち全員にパフォーマンス不足と最終的に獲得したポイントに対する責任があったと思う」「すべてはかなり明確だったし、数週間にわたって議論されていたんだと思う」だが、ピエール・ガスリーは、残りのシーズンもレッドブル・ホンダに残っていたら、かなり前進することができたと感じていると語る。まだいくつか問題を抱えてはいたけど、全体的に多くのことが正しい方向に進んでいたと思っているのは確かだ。今、それについて議論しても意味はないし、終わったことなので、あまりそれについて話したくはない」「自分が理解できるかどうかで物事が変わることはないし、それについて考えることにあまり時間を費やさなかった」「今、僕が集中する必要があるのは、これからの9戦でトロロッソと一緒にベストを尽くすことだけだ。それが僕が集中していることだ」「残りのシーズンに役立ついくつかの良いレッスンがあったと思っているし、今後数か月で変更できることや、もっと速くなるためのことに焦点を当てる必要がある」「自分は本当に競争的な男だと思っているし、しっかりと調子を整えたい。自分にできるベストな結果を提供できると思っている」「フィーリングはかなりいいし、チームのためにベストなパフォーマンスを発揮したいというエネルギーに満ち溢れている。トロロッソのためにシーズン終了までベストを尽くす準備はできているよ」