ピエール・ガスリーは、現時点ではまだレッドブル・ホンダ RB15への適応に苦労しており、“昨年のトロロッソの方が自分のドライビングには合っていた”と語る。今シーズン、ダニエル・リカルドの後任としてトロロッソからレッドブル・レーシングに移籍したピエール・ガスリーだが、これまでのところレッドブルのF1マシンで苦戦を強いられている。
冬季テストでは不必要なクラッシュを喫し、開幕戦では予選Q1で敗退してノーポイントで終えたことで、一部ではすでにダニール・クビアトとの交代を推す声も聞かれたほど。F1バーレーンGPでもQ2で敗退し、トロロッソのルーキーであるアレクサンダー・アルボンよりも後ろのグリッドからスタートすることになったピエール・ガスリーだが、決勝では8位入賞を果たし、少なくともポイントを獲得した。「ポジティブだ。でも、難しい週末だった。クルマを快適に感じることができていないからね」とピエール・ガスリーはコメント。「昨年のトロロッソと比べてクルマに適応していなければならない。トロロッソの方が僕のドライビングに合っていた。現時点ではちょっとパッセンジャーのように感じている」レッドブルはパフォーマンスを発揮できないドライバーには特に厳しい環境だが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、バーレーンでピエール・ガスリーは良い走りをしていたと語る。「彼は数名のドライバーをオーバーテイクしていたし、特にグランプリ後半にクリーンエアーに出たときは良いペースを発揮していた」とクリスチャン・ホーナーは語る。「それは彼に自信を与えるだろう。予選でうまくいき始めれば、すぐに彼の人生は楽になるはずだ」クリスチャン・ホーナーは、レッドブルの2019年F1マシン『RB15』が運転が容易なマシンではないと認める。「事実上、セッティングの非常に狭いレンジでしか機能していないように思う」とクリスチャン・ホーナーは語る。「マックスはそれほど問題を抱えてはいないが、ピエールがそこに苦戦しているのはかなり明らかだ。だが、彼は最終的にそれを克服すると確信している」
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