ピエール・ガスリーは、2019年にレッドブル・ホンダのマシンに競争力があれば、それは自分がチャンピオンを目指す実力を示すチャンスだと考えている。今年、トロロッソ・ホンダで初のフルシーズンを過ごしたピエール・ガスリーは、バーレーンGPで4位入賞を果たすなど随所で傑出したパフォーマンスを披露し、2019年にレッドブル・レーシングへの昇格を勝ち取った。
レッドブル・レーシングは、2019年にルノーからホンダへとF1エンジンを変更。現時点で、ホンダのF1エンジンはメルセデスとフェラーリと比較してパフォーマンス面で遅れをとっているが、ピエール・ガスリーはそれほど長くその差が続くことはないと考えている。「僕はこのプロジェクトを本当に信じているし、ホンダがどれくらい献身的に作業をしているかを見ることができる」とピエール・ガスリーは Sky News にコメント。「どこかの時点でそれは縮まると考えている。とにかく彼らに時間を与える必要がある。でも、レッドブルの経験、この本当に強力な2社のミックスによって、来年は本当にエキサイティングなことが待ち受けていると思う。ホンダがどうなっていくかを見ていく必要もあるけど、本当に面白いものになると思う」「レッドブルはシーズン終盤に勝利を争っていることを示した。マックスはメキシコで勝ち、ブラジルでも勝てたかもしれない。パッケージが機能しているのは明らかだ」ピエール・ガスリーは、2019年からマックス・フェルスタッペンとチームを組むことになる。マックス・フェルスタッペンはレッドブルが将来のF1ワールドチャンピオンになることを望んでいるスター候補であり、そのことが原因でダニエル・リカルドはルノーへの移籍を選んだとも言われている。ピエール・ガスリーは、そのダニエル・リカルドの後任としてレッドブル・レーシングに加入することになり、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールと同じく、レッドブルにおけるチームメイトバトルは2019年の注目のひとつに挙げられている。「僕はまだF1で2シーズン目でしかない。学ばなければならないことがまだたくさんあるし、まだ自分自身を向上させていく必要がある。でも、自分が速いことはわかっている。自分のスキル、クオリティを最大限に引き出す必要があるし、それだけでなく、自分が改善できるすべてのエリアに取り組んでいかなければならない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「マックスに対してどれくらいやれるか見てみるつもりだ。彼は現時点で最も才能のあるドライバーのひとりだ。競争力のあるドライバーが隣にいるのはいつだって良いことだ」「勝てるクルマがあれば、僕たちはトップにいれると確信している。僕がそのレベルにいることを示すことが僕の仕事になるだろう。できるだけ彼を手こずらせて、ドライバーとしてできるだけ多く向上したい。来年どのような結果を出せるか見てみるつもりだ」「恐れてはいない。チーム内で自分の立場を築けるかは僕次第だ。マックスが強いパーソナリティを持っているのは明らかだ。彼はチーム内で十分に確立されているし、僕よりも経験が豊富だ。チームとより多くの経験がある。彼は自分が誰かを確立しているし、自分の立場を築けるかは僕次第だ」「僕はダニエル(リカルド)とは違う。僕は異なるドライバーだ。マックスとも違う。自分のパーソナリティを持っている。興奮しているし、シーズンを進めていくのが待ち切れない!」「僕にとって明らかにキャリアの大きなステップだけど、自分がまさに望んでいた場所でもある。F1での僕の野望は間違いなくとても高いし、子供の頃からの唯一の夢はいつかワールドチャンピオンになることだ。僕のキャリアは始まったばかりだ。進歩し、発展し、経験を積んでいく必要がある。来年はF1での2シーズン目に過ぎない。今年多くのことを学んだけど、来年も学び続けなければならない」「本当に素晴らしいチャレンジだと思っている。彼ら(レッドブル・レーシング)はセバスチャン・ベッテルと4回ワールドチャンピオンを獲得している。「改善し続けて、自分のベストを尽くした、来年何ができるか見てみるつもりだ」「でも、ワールドチャンピオンになるという自分の究極の目標に一歩近づいているのは間違いない」