トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1ロシアGPで走行したホンダの新スペックPUのパフォーマンスはポジティブなものだったが、今週末の鈴鹿サーキットでのF1日本GPまでに細かく調整されることを切望していると語る。F1ロシアGPの決勝では旧スペックに戻し、ブレーキ問題によってわずか4周でダブルリタイアを喫したトロロッソ・ホンダの2台だったが、ピエール・ガスリーはホンダの“スペック3”エンジンのパフォーマンスには肯定的だった。
トロロッソ・ホンダは、ホンダのホームレースとなる鈴鹿のためにロシアでグリッド降格ペナルティを受けることを選択した。ピエール・ガスリーは、鈴鹿にむけてチームがホンダの“スペック3”エンジンから“すべてを引き出す”ことを切望している。「アップデートによって今ではトップ10を争うことができるし、明らかにパフォーマンスは向上している」とピエール・ガスリーはコメント。「どれくらい向上したかは正確にはわからないし、すべてを引き出すためにはより多くの走行距離と微調整が必要だけど、初日に使ったときはポジティブだった」「もちろん、コース上で新しいエンジンを走らせるとダイナモとは少し異なるものだ。エンジンで状況は異なってくるけど、実際、マッピングでもっと良くなるだろう。改善が必要な大きなエリアはない。鈴鹿と残りのシーズンでもっと多くを引き出すことが重要だ」トロロッソのチーム代表フランツ・トストも、トロロッソ・ホンダとしての初めての“ホームレース”にむけて日本の観客の前でパフォーマンスを発揮できることを熱望している。「今週末のポジティブな点はホンダの新しいアップグレード版エンジンだし、そこが大きな改善点だ」とフランツ・トストはコメント。「これから我々は鈴鹿にむけて全てを準備することに集中しているし、もっと良いレースができることを願っている」