F1ベルギーGPで素晴らしいパフォーマンスを発揮して9位入賞を果たしたトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーだが、連戦となる今週末のF1イタリアGPでポイントを獲得するのは“かなり厳しい”だろうと警告する。スパ・フランコルシャンでの苦戦が予想されたトロロッソ・ホンダだったが、ピエール・ガスリーは9位入賞を果たすとともに、トップと同一周回でフィニッシュした。
ピエール・ガスリーの後ろの10位でフィニッシュしたザウバーのマーカス・エリクソンは、トロロッソ・ホンダのスピードに驚いたと認め、ホンダのF1パワーユニットの進歩を目の当たりにしたと語っている。「第1スティントの序盤に僕はガスリーのDRSレンジに入っていたけど、彼をオーバーテイクすることができなかった。DRSがあっても彼に近づくことすらできなかったし、ホンダが大きな進歩を果たしたことがかなり示されていると思う」しかし、ピエール・ガスリーは、トロロッソのホームレースとなる今週末のF1イタリアGPでは、モンツァの高速なサーキット特性によって同じようにはいかないだろうと警告する。「モンツァは違ったストーリーになるだろう。ここでポイントを獲得できたのは本当に良いことだと思うけど、僕たちはモンツァがモンツァであることはわかっている」とピエール・ガスリーはコメント。「ただストレートで速い必要があるだけではない。でも、ストレートで速ければ、ラップの90%は決まる」「僕たちが改善を果たしているとしても、まだメルセデス、フェラーリ、ルノーよりも遅いことはわかっている。少しは近づけているけどね。だから、難しいレースになるだろう」「正直、モンツァでポイントを獲得するのはかなり難しいだろう。あそこでは素晴らしいパフォーマンスを期待してはいない。僕たちはまだ直線でもっと多くのパフォーマンスが必要だ。それでも何が起こるかはわからないけどね」「ここではターン1で多くのクルマがクラッシュしたし、チャンスが巡ってきたら、いつものようにそれを掴み取るつもりだ」「悲観的になりたくはないけど、理論的には僕たちに有利なトラックのようには見えない。でも、全力を尽くすし、僕たちがどの位置にいるか見てみよう」トロロッソ・ホンダは、新生フォースインディアが0ポイントから再出発を切ったことでコンストラクターズ選手権7位に浮上した。しかし、新生フォースインディアは、その初戦となったF1ベルギーGPで5位・6位とダブル入賞を果たして18ポイントを獲得。わずか1戦で9位に浮上するとともに7位のトロロッソ・ホンダに12ポイント差まで迫った。「彼らが獲得したポイント数を見れば、厳しいものになるだろうね」とピエール・ガスリーはコメント。「彼らがモンツァでも同じことをすれば、すでに2戦で僕たちを追い抜くことになる」「もちろん、彼らを後ろに留めておくことはチームにとって重要なことだ。モンツァを過ぎれば、その後のトラックはもう少し僕たちのクルマに適しているだろうし、もう少し彼らと戦うことができると思う」「彼らを後ろに留めるのは重要なことではあるけど、モンツァですべてがうまくいけば、僕たちもポイントを獲得できるかもしれない。そうなれば、今後のトラックで彼らを後ろに留めておくことが重要になる」関連:2018年 F1イタリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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