ヴィタリー・ペトロフは、F1で彼の本当のポテンシャルを示すまでには時間が必要だと語る。今年ルノーでF1デビューを果たしたヴィタリー・ペトロフだが、これまでチームメイトのロバート・クビサが89ポイントを獲得しているのに対し、7ポイントと差をつけられている。ヴィタリー・ペトロフは、適応する時間があれば、F1で成功したキャリアを過ごすことができると主張する。
チームからのプレッシャーを感じているかと問われたペトロフは「いいや。自分にできることはわかっている」とコメント。「彼らには時間をくれとだけ頼んでいる。僕にとっては時間が重要だ。GP2にいたときは、それまでフォーミュラーカーを走らせたことがなかったので、速さを得るのに3年が必要だった」「チーム、エンジニアとの働き方やセットアップ方法を理解する必要がある。学校だと言えるね。F1も学校だけど、レベルは高いので、もっと時間が必要だ」ルノーは、将来を確保するチャンスを得るために、ペトロフに定期的にポイントを獲ることを要求。彼の後任には、キミ・ライコネンやティモ・グロック、小林可夢などの名前が挙げられている。だが、ペトロフは周囲の噂には動じないと語る。「僕にとって、人々が言っていることは重要ではない。僕は常にベストを尽くしているし、出来る限り速く走ろうとしている」「もちろん、チームが悪いことではなく良いことについて話してくれるのは、ポジティブなことだ。いずれにしよ僕はプッシュしている。レースの終盤もしくは中盤をみれば、ロバートと僕はいつも同じラップタイムだ」「金曜日から日曜日まで僕は学習している。たくさんのこと学習しているのでレース中盤から終盤にかけての僕のラップは常に同じなんだ」ペトロフは、予選でのパフォーマンスを改善させなければならないと認める。彼は11レースでまだクビサを上回っていない。「レースでは僕には問題はない。問題だと思っているのは予選だ。僕あ地は予選を改善する必要がある。例えばドイツでは、ターン16まではロターンと完全に同じラップタイムだった」「コーナーの走り方を知らなかったので、ターン16でコンマ3秒を失った。速く走る方法を学ぶには、ドライで十分な時間がなかった。単純に見えるけど、コンマ3秒で僕は10番手だった」