ヴィタリー・ペトロフのマネージャーを務めるオクサナ・コサチェンコは、2013年のF1シートについての交渉から手を引いたことを明らかにし、ヴィタリー・ペトロフのF1キャリアが危機にさらされている。以前に3〜4チームと交渉していることを明かしていたオクサナ・コサチェンコだが、もはやスポンサー資金が枯渇したことを Ria Novosti に認めた。
「現在、一時中断しています」とオクサナ・コサチェンコはコメント。「財政的なあらゆる可能性を強化していくには時間が必要ですし、交渉を続けても意味があるか把握しなければなりません」「資金がなければ、ドライバーもないのです」オクサナ・コサチェンコは先月、ロシア政府系のスポンサーであるロシアン・ヘリコプターズ(Russian Helicopters)と化学メーカーのシブール(Sibur)が、ヴィタリー・ペトロフの支援から手を引いたと述べていた。2012年シーズン直前にヤルノ・トゥルーリのシートを奪う形でケータハムに移籍したヴィタリー・ペトロフだったが、オクサナ・コサチェンコは、この冬はそのような緊急的な交渉に費やすことはないと述べ、代わりペトロフのために“他のプロジェクト”の可能性を検討すると述べた。ヴィタリー・ペトロフとケータハムとの関係は、すでに終わりを迎えているように見える。ケータハムのトニー・フェルナンデス代表は、シンガポールGP後の声明でヘイキ・コバライネンの今後については近いうちにポジティブなニュースがあることをほんめかしている。オクサナ・コサチェンコは「トニーがポジティブなニュースを持っていることはとても喜ばしいことです。しかし、そのニュースはマシン開発に関わることで、ヘイキについてだけのものではないことを望んでいます」と述べた。
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