セルジオ・ペレスのF1復帰には開幕前から多くの疑問の声が上がっていた。しかし、キャデラックF1チーム代表のグレアム・ロードンは、ペレスがその批判に結果と姿勢で応えていると高く評価している。2024年限りでレッドブルを離れたペレスは、1年間グリッドを離れた後、2026年にキャデラックF1から復帰。新規参戦チームの苦しい戦いが予想される中でも、経験豊富なバルテリ・ボッタスとともにチームを支えている。
厳しい状況でも失わないペレスの情熱キャデラックF1は開幕5戦を終えてまだポイントを獲得できていない。しかし、中国GPでのボッタスの13位により、コンストラクターズランキングではアストンマーティンを上回っている。そうした中でロードンが特に評価しているのが、ペレスの取り組み方だ。「チェコ(ペレス)には本当に満足している。彼はかなり大胆な形でF1に戻ってきたからだ」とグレアム・ロードンは語った。「彼は大きな注目を集める形でF1を去り、その後しばらくパドックからも離れていた。だから、さまざまなことに再び慣れるまで時間がかかっても不思議ではなかった」「だが彼は最初から素晴らしいスタートを切った」最高成績はボッタスでも評価は揺るがず興味深いことに、キャデラックF1の今季最高成績を記録しているのはペレスではなくボッタスだ。ロードンもその事実を認めている。「興味深いのは、彼が我々の最高成績を記録したわけではないことだ。最高結果はバルテリのものだし、それは選手権では非常に大きな意味を持つ」それでもペレスへの評価は変わらない。キャデラックF1が見た“純粋なレーサー”の姿ロードンが最も感銘を受けているのは、順位に関係なくレースそのものを楽しむペレスの姿勢だという。「私はチェコのレースへの情熱が本当に好きだ。純粋にレースをすることを楽しんでいる」「彼は何度かマシンから降りてきたが、我々は16位や17位を争っているような状況だった。それなのに、まるで表彰台争いをしていたかのような熱量を見せていた」「彼は明らかに、自分が尊敬するドライバーたちと競い合うことを心から楽しんでいる。それを見るのは本当に素晴らしいことだ」ペレス復活の価値は結果だけではないセルジオ・ペレスの2026年シーズンは、現時点で目立った結果には結び付いていない。しかし、キャデラックF1が求めていたのは単なる速さだけではなかった。新規参戦チームに必要な経験、開発へのフィードバック、そして困難な状況でもモチベーションを失わない姿勢。そのすべてをペレスは示している。レッドブル離脱時には厳しい批判も浴びたが、キャデラックF1での挑戦は、少なくともチーム内部から見れば成功への第一歩となっているようだ。
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