セルジオ・ペレスは、2024年F1プレシーズンテスト2日目にレッドブル・RB20で予想外の丸一日の走行をすることになった。ペレスはレッドブル・レーシングの新車を支配的な先代RB19よりも「正しい方向への一歩」と呼んだ。木曜日、ペレスはバーレーン・インターナショナル・サーキットを129周し、ミディアムコンパウンドのC3タイヤでフェラーリのカルロス・サインツに0.758秒差の2番手タイムを記録した。
赤旗により朝の走行が中断された後、レッドブルから予期せぬ丸一日マシンで過ごす機会を与えられたペレスはRB20の第一印象について尋ねられた。「一般的に言えば、クルマは間違いなく正しい方向に一歩前進している」とペレスは語った。「午前中から午後にかけて、いくつかのセットアップを行った。いくつかのセットアップコンパウンドの理解に努めた。トラックは毎回変化しているから、すべてを自分のフィーリングに基づいて行わなければならない」チームメイトのマックス・フェルスタッペンが水曜日の初走行でトップタイムを記録するなど、レッドブルのライバルたちが2024年シーズンはレッドブルが有利な状況でスタートするとの見方を強めていることについて尋ねられたペレスは「僕たちが考えているよりもずっと近いところにいると思う」と答えた。「その点に関して、僕たちはライバルをあまり見ていなかったと思う」「現時点では、基本的に自分たちの仕事に集中しており、プログラムでとても忙しい。明日にはもう少しアイデアが出てくると思うけど、バーレーンGP後の来週の日曜日には分かると思う。」ペレスは木曜日にRB20で丸一日走行した。2023年に22レース中21勝を挙げたレッドブルは、2024年にRB20の明らかに根本的なデザイン変更で現場を驚かせた。そのデザインは、メルセデスが過去2シーズンに使用したW13とW14のコンセプトと類似している。初めてマシンを見たときに衝撃を受けたかと尋ねられたペレスは「そうだね。昨年、僕たちは非常に支配的なクルマを持っていた。でも、レッドブルはいつも僕たちを驚かせてくれるし、ファクトリーの人たちは本当に勇敢で、彼らは素晴らしい仕事をしてくれた」と答えた。