レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは、F1ラスベガスGPで2023年のドライバーズランキング2位を確定。「メンタル面で厳しい時期はあった」と振り返った。序盤に2勝を挙げたセルジオ・ペレスだったが、その後はスランプに陥り、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに大差をつけられたことで、レッドブル・レーシングのシート喪失の噂が絶えない。
しかし、ここ数年では復調し、ラスベガスグランプリでは、1周目のアクシデントでピットインを余儀なくされて最後尾まで後退を余儀なくされたが、そこからカムバック。セーフティカーのタイミングも有利に働き、ファイナルラップでシャルル・ルクレール(フェラーリ)に抜かれるというおまけはあったものの、3位表彰台を獲得。ルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑えてドライバーズランキング2位を確定させた。「スタートからとても緊迫した展開となり、フロントウイングにダメージを負ってしまった」とペレスは語った。「もう終わりかと思ったけど、ハードタイヤに替えてからのペースがとてもよく、レースで再びトップ争いができる位置に戻ることができた」「セーフティカーが僕たちにとっていいタイミングで出たこともあり、そこから調子を上げることができた。ルクレールをオーバーテイクしたけど、装着したウイングが少し余分だったこともあって、彼を十分に引き離すことができなかkった。表彰台の2位を獲得できなかったのは悔しいけど、トップスピードが少し足りなかったようだ」「チームにとって初めてドライバーズランキングで1-2を獲得し、歴史に残る偉業を達成できたことをとても誇りに思う。今シーズンは、よいときは最高な結果だけど、悪いときは最悪な結果になってしまうこともある緊迫したシーズンを過ごしている。ドライバーとして、そして人間として、このようなタフな経験をくぐり抜けてきたことは、このシーズンで得た最大のものだと感じている。メンタル面でも厳しい時期はあったけど、それを上回る最高の結果を出すことができた。チームと支えてくれたすべての人に感謝をしている」