レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは、闘病中の体調不良によってF1オーストリアGPの週末に「非常に衰弱していた」と認めた。ペレスは悪夢のような予選から見事に立ち直り、15番グリッドからカルロス・サインツ(フェラーリ)を抑え、レッドブルのチームメイトであるマックス・フェルスタッペン、シャルル・ルクレール(フェラーリ)に表彰台の最後のスポットを獲得した。
ペレスの週末は、発熱のため木曜日のメディアデーを欠席せざるを得ず、出遅れた形で始まった。 日曜日の71周のレースを終えたペレスは、2回の予選とスプリントレースが行われた過酷な週末における体調不良の影響について語った。「本当にうれしいよ。個人的にも肉体的にとても難しい週末だった」とペレスは説明した。「本当に本当に衰弱していた。木曜日に体調を崩した。だから、楽な週末ではなかった」「週末は高熱で眠れなかった。チームは素晴らしい挽回を見せてくれたし、戦略も素晴らしく、素晴らしいペースだった。」この週末もフェルスタッペンが圧倒的な強さを見せ、チームメイトとのポイント差を81ポイントに広げたが、ペレスはこの苦しい状況をようやく払拭できたことを喜んだ。「僕にとってはちょっとした荒波だった。だから、今後戻ってきて、このポジションをキープできることを願っている」セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)「すばらしいレースができた。スプリント・レースに引き続き今日のレースも、速さを見せることができた。マシンの手応えはすばらしく、この位置に戻ってくることができてとてもうれしい。みんなが白熱したレースになったようだけど、今日のカルロス(サインツ/フェラーリ)とのようなバトルは何時でも楽しい。ここ数戦は苦戦していたので、この速さと感覚を取りもどすことができて安心した。でもまだ体力的には100%ではないので、次戦のシルバーストーンに向けて準備を進めたいと思う」