レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、2021年F1トルコGPの決勝で3位表彰台を獲得した。6番グリッドからスタートしたセルジオ・ペレスは、ターン1で4番手までポジションアップ。その後、路面状況が改善する見込みがなくなると、ペースを上げたペレスだったが、後方から迫ってくるハミルトンとサイド・バイ・サイドの争いになり、前を行かれても抜き返す力強い走りで順位を守る。
37周目にインターミディエイトタイヤを履き替えたセルジオ・ペレスは、目の前でレースに復帰したルクレールをターン12でオーバーテイクして3番手を手に入れ、見事表彰台を獲得した。「簡単なレースではなかったので、今日の表彰台はとても特別なものになる」とセルジオ・ペレスはコメント。「かなり厳しく、疲れのたまるレースだったので、とてもうれしい。しばらく表彰台から遠ざかっており、この数戦は手が届いたはずだと思うけど、不運に見舞われていた」「いいスタートが決まり、フェルナンド(アロンソ)とピエール(ガスリー)の接触があったと思うけど、そのときは僕も含めた3台が並んでいて、上手く切り抜けられるとは思わなかったけど、結果的に僕にとっていい形になった」「その後、最初のスティントではマシンがあまり快適ではなく、かなり差を付けられてしまったけど、次のスティントでは適切なタイミングでプッシュすることが重要だったので、チームに表彰台をもたらすためにも経験を活かして走った」「ルイス(ハミルトン)がかなりの速さで差を詰めてきたとき、僕はタイヤに苦しんでいた。彼はいいペースで、パスされるかもしれないと思いったけど、いいバトルができて順位を守れた。ルイスはトップドライバーなので、彼とレースをするのは楽しい」「ポディウムに立ったときに、グランドスタンドに多くのメキシコ国旗が見えました。母国から遠いトルコでこの光景を見られてうれしかった。今回のレースから学べることは多くあると思う。チームにとっていい結果になったし、オースティンも楽しみだ」