レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、2021年F1ハンガリーGPの決勝をリタイアで終えた。レース開始の約30分前に雨が降り出し、全車がインターミディエイトタイヤを装着してのスタートとなった。4番グリッドのセルジオ・ペレスは素晴らしいスタートを決めて、ターン1で3番手に浮上。しかし、出遅れたバルテリ・ボッタス(メルセデス)がランド・ノリス(マクラーレン)の後部に追突し、さらに、ボッタスはペレスに追突。ペレスはリタイアに追い込まれた。
「何と言っていいのか分からないけど、ターン1であのような形で追突されるのは信じられないし、僕らチームにとっては大打撃だった」とセルジオ・ペレスはコメント。「いいスタートを決めて3番手に上がり、コンディションも有利に働くと思っていたので残念だけど、できることは何もなかった。マシンの中からは、自分の後方で何が起きていたのか正確に分からなかったので、リプレイを見直したところ、自分が大きな衝突を受けていたことを知った」「ボッタスは大きなミスを犯し、ターン1へのブレーキングが遅すぎて多くのマシンを道連れにした。その中には、僕と、大ダメージを負ったマックスのマシンも含まれる」「彼は自分のミスだと分かっていたので、僕のところに謝罪に来た。故意ではないし、レースではこういうことも起こるものだけど、大きなダメージを受けたことで僕らのレースが終わり、ポイント獲得の機会が失われたという結果が変わることはない」