セルジオ・ペレスは、昨年夏に新型コロナウイルスに感染し、レーシング・ポイントで2レースを欠場した際に自分が“地球上で最も愚かな男”のように感じたと語る。今年、レッドブル・レーシングに移籍したセルジオ・ペレスだが、シート喪失が噂された昨年、新型コロナウイルスに感染したことでシルバーストンでダブルヘッダーで開催された第4戦・第5戦を欠場することになった。
その後、チームはセバスチャン・ベッテルと契約することを発表してシートを喪失したセルジオ・ペレスは、12月のF1サヒールGPでF1初勝利を挙げたものの、全体的に2020年シーズンは厳しいものとなった。「確かに非常に厳しい年だったと思う」とセバスチャン・ペレスはレッドブルのインタビューで語った。「新型コロナウイルスに感染した最初のドライバーだった。ご存知のように、今では人々がウイルスに感染するのはもう少し普通のことになっている。でも、当時は“ウイルスに感染するなんて地球上で最も愚かな男”みたいに感じた。僕にとってそれに対処するのは非常に厳しいことだった」その後、レーシング・ポイントのチームメイトであるランス・ストロールも新型コロナウイルスに感染し、F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンもパンデミックの犠牲となり、F1サヒールGPを欠場した。だが、セバスチャン・ベッテルが、2021年のレーシング・ポイントの候補者に入ってきたことで、セルジオ・ペレスの苦境はF1での将来を取り巻く不確実性によってさらに複雑なものとなった。「契約のことがあったので、僕のキャリアの中で非常に重要な時期だった」とセルジオ・ペレスはその年のその段階を取り巻く状況を振り返った。「結局、チームのシートを失ったけど、本当にうまくいった。でも、何が起こるかわからなかった」「それが起こったとき、僕はかなりリラックスしていた。『まあ、すでに素晴らしいキャリアを過ごしてきたし、自分自身に満足している。でも、週末ごとに全力を尽くして、何が起こるかを見てみければならない』と考えていた」「レッドブルのチャンスが開かれたとき、良く見えるときもあれば、悪く見えるときもあった。でも、最終的にそれはうまくいった」「このような機会は人生で一度しかないと思う。僕はそれを知っているし、それを機能させる準備はできている」レッドブル・レーシングでの作業を開始したセルジオ・ペレスは、トップチームとレースをするチャンスを得ることができたという現実をまだ実感できていないと語る。「正直に言うと、自分がここにいることがまだ信じられない」とセルジオ・ペレスは語った。「自分自身にレッドブルのブランドを付けたときは『ワオ』という感じだった。実際には選択肢とは考えていなかった。若い年齢でレッドブルのプログラムに参加していないことは重要なことだと思われるからね」「でも、人生では、夢見ていた場所にたどり着けるものだ。レッドブル・ファミリーの一員になることは夢の実現だ」「とにかくアメージングだ。僕はレッドブルというブランドが大好きだ。彼らがやっていること、彼らがスポーツに対して行っているサポートの量にとても感心している」「非常に成功したスタートを切ることを楽しみにしている。でも、それ以上に、非常に成功したシーズンにしたいと思っている」
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