レーシング・ポイントF1のセルジオ・ペレスは、代役であるニコ・ヒュルケンベルグが自分のマシンで活躍するのをテレビで見ているのは厳しいことだったと認める。セルジオ・ペレスは、F1イギリスGP直前の新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たことで出場することができず、続くF1 70周年記念GP前の検査でも再び陽性反応ができたことで、2戦連続で欠場することになった。
その間、代役として抜擢されたニコ・ヒュルケンベルグは優れたパフォーマンスを見せ、F1パドック全体から称賛を受けた。だが、F1スペインGPの前の検査では無事に陰性反応が出たことで、出場にゴーサインが出た。「当然ながらレースを恋しく思っているし、外から見ているのは難しかった。トラックに戻るのが待ち切れない」とセルジオ・ペレスは語った。「ようやくウイルスが消えて、チームに戻ってくることができてとても幸せだ」「私にとって厳しい日々だった。戻って、自分が大好きなことをできるのはとても幸せだ」セルジオ・ペレスは、シルバーストンで自分のピンクのマシンをテレビで見るのは“苛立たしい”ことだったと認めるが、トレーニングに集中して、フィットネスを維持するよう努めていたと語る。「ほんの少しの頭痛以外に大きな症状が出なかったのはとても幸運だった。1~2日はとても疲れが出たけど、同時に自分だけの時間を費やしているとそう感じるものだ」とセルジオ・ペレスは語る。「部屋から出ることができなかったので、基本的に10日間ロックダウン状態だった。それが唯一の感覚だ。実際にはアパートでトレーニングをしていた。健康を維持しようとしていた」「検査で陰性だった場合には2回目のシルバーストンのレースに出場できる可能性があった。残念ながらそれは起こらなかった。やっと再びレースに参加できるようになった」しかし、F1ハンガリーGPのレース週末中にめまいを感じていたセルジオ・ペレスは、2レースを逃した後、スピードを取り戻すには少し時間がかかるかもしれないと認める。「自分にできる最高のトレーニングはマシンを運転することだ」とセルジオ・ペレスは語る。「その点でおそらく最高の状態とは言えないけど、大きな打撃を与えなかったので問題にはならないと思う。一定量のトレーニングを維持することができたしね」セルジオ・ペレスは、今週末のF1スペインGPでマシンに戻るのを楽しみにしていると語る。「バルセロナは本当にマシンの特性をテストする」とセルジオ・ペレスは語った。「バルセロナで速ければ、どこでも速く走ることができる。それがプレシーズンテストを行うのに最適な場所にしている。でも、テストと比較して、レース週末には明らかに異なる課題と条件がある。また、通常はほとんどのチームがマシンにアップグレードをもたらすため、ライバルとの相対的なパフォーマンスにも影響を与える可能性がある」「今週末、ファンがそこにいることができないのは残念だ。でも、家から週末をフォローして楽しんでくれることを願っているよ」セルジオ・ペレスは、代役としてシルバーストンの2レースに出場した元チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグと定期的に連絡を取り合っていると語った。「週末に定期的に彼と話していたし、彼が初表彰台を獲得することを望んでいた」とセルジオ・ペレスは語った。「残念ながらそれは起こらなかったけど、実際に彼は今日も僕にテキストメッセージを送ってきてくれたし、僕たちはテキストメッセージを交換していた」