レーシング・ポイントF1のセルジオ・ペレスは、F1シュタイアーマルクGPで失敗に終わったアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)へのオーバーテイクの試みを後悔はしていないと語る。ウエットコンディションの予選で17番手と振るわなかったセルジオ・ペレスだが、ドライとなった決勝でピンクメルセデスは驚異的な速さをみせる。途中にファステストラップを連発したペレスは、レース終盤には4番手のアレクサンダー・アルボンを射程圏内に捉えていた。
しかし、残り3周のターン4で仕掛けた際にアレクサンダー・アルボンのリアに接触してフロントウイングを破損。パフォーマンスを失い、ファイナルラップの最終コーナーでランド・ノリス(マクラーレン)に仕留められ、5位でラインを通過。チームメイトのランス・ストロールが6位に続いた。「素晴らしいリカバーったと思うし、マシンには素晴らしいペースがあった。チームも素晴らしい戦略を立ててくれた」とセルジオ・ペレスはコメント。「なんとかリカバーして、5番手まで順位を上げていたし、最後はほぼ4番手だった」「アルボンを本当に懸命にプッシュしていたし、あれ以外チャンスはなかったと思う。残念ながら、悪い角度で当たってしまった」「基本的に立ち上がりで少しアンダーステアになり、ステアリングホイールを早く回して、パワーをピックアップしていた。その後、フロントウイング全体が壊れた。あそこから1つしかポジションを失わなかったのはラッキーだった」「仕掛けなければならなかった。僕たちが持っている全てを使って全開でプッシュしていた。唯一のチャンスだったけど、残念ながらうまくいかなかった。でも、最後に1つしかポジションを失わなかったのはラッキーだった」セルジオ・ペレスは、雨の予選で苦戦を強いられるとは予想していかったと語る。「大きな驚きだったと思う。僕たちはドライで非常に競争力があったし、通常であれば、はるかに良くなるはずだからね」とセルジオ・ペレスは語る。「先週末からこれまでかなり良いステップを果たしたと思う。もちろん、クルマは多くの分野でかなり新しい。僕たちはコンセプトを完全に変更した」「我々はそこから学んでいるところだ。理解を深めているし、我々はすでにハンガリーを本当に楽しみにしている」
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