レーシング・ポイントF1チームのセルジオ・ペレスは、2020年F1マシンは史上最速であり、レースが再開されれば“すべてのラップレコードを更新する”ことになると考えている。2017年に空力とタイヤに関する新たな規制が導入されて以来、F1マシンはカレンダーのほぼすべてのサーキットで記録を更新している。2019年に導入された空力規則の微調整は1周あたり約1秒マシンの速度を落とすことを意図されたが、それでもいくつかのラップレコードが破られた。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、2020年のF1世界選手権はまだ開始することができておらず、新車の真のポテンシャルは未知のままだが、セルジオ・ペレスは、レースが再開されれば、2020年F1マシンは史上最速のマシンであることが明らかになるだろうと語る。「僕たちはF1史上最速のマシンを運転している」とセルジオ・ペレスは Formula1.com に語った。「高速コーナーでの僕たちのスピードは想像を絶する。以前の年とは比べ物にならない。予選ラップは驚くべきものになるだろう。今年、僕たちは新世代のマシンですべてのラップレコードを更新することになるだろう。シンプルに最高のマシンだと言える」レーシング・ポイントF1チームの2020年F1マシンは“ピンク・メルセデス”と揶揄されるように昨年タイトルを獲得したメルセデス W10に酷似しており、プレシーズンテストで最も話題となった一台だった。セルジオ・ペレスは、レーシング・ポイントの今季マシンは、これまでのキャリアで最も競争力のあるマシンだと感じていると語る。「先日、オトマー(サフナウアー/レーシング・ポイント チーム代表)やチーフエンジニアであるトム(マカルー)とも電話して『僕たちのキャリアの中で初めて競争力のあるマシンだね』と話をしたところだ」とセルジオ・ペレスは語る。「もちろん、それがどれほど競争的であるかをわからないけど、非常に有望なマシンであることはわかっている」「その意味で、すべての準備を整えて、僕たちには良いマシンがあることを知ってメルボルンに向かっていたので、とても辛かった。でも、誰にとっても辛い時期だ。僕たちは団結し続けなければならない」