セルジオ・ペレスは、フォース・インディアからの移籍を希望していることを改めて示唆した。チーム代表のビジェイ・マリヤは、セルジオ・ペレスとの2017年の契約を有しているとF1イギリスGPで述べたが、その後、セルジオ・ペレスはそれが必ずしも本当ではないと答えていた。セルジオ・ペレスは、ワールドチャンピオンになるという目標のためには、もう一年フォース・インディアに残留するよりも、より大きなチームのレースシートを目指す必要があることをほのめかしていた。
「F1でワールドチャンピオンになるためには、グリッドのさらに上に行く必要があることはわかっている。何が起こるか、チャンスが来るか来ないのかは誰にもわからないよね?」とセルジオ・ペレスはコメント。フェラーリへの移籍が噂されていたセルジオ・ペレスだが、フェラーリが2017年もキミ・ライコネンと契約を結んだことでそのチャンスは立ち消えとなった。2013年にマクラーレンに移籍したセルジオ・ペレスだったが、チームは移行の年であり、2シーズン目を迎えられるための結果を出すことはできなかった。「最悪の時期にマクラーレンに到達したと思う」とセルジオ・ペレスはコメント。「タフな時間だったし、精神的に回復するのも大変だった」「ビッグチームだからマクラーレンに加入したけど、クルマはそのレベルではなかった」「再びトップチームへ行ったとしても、クルマがトップマシンだという保証はないけど、自分がトップドライバーであることをチームに証明するために、そのクルマで仕事をして、最大限を引き出さなければならない」その後、フォース・インディアからオファーを受けるまで、セルジオ・ペレスはF1シート喪失の危機もあった。「僕のF1キャリアを救うためにビジェイがしてくれたこと、僕がここに到着してからチーム全体がやってきたことは本当に大きなことだ」セルジオ・ペレスは、フォース・インディアのような中団チームで表彰台を獲得したことで、ようやくビッグチームへ移籍する準備が整ったと確信している。「明らかに僕は3年前とは同じ人間ではない。年齢だけでなく、ドライバーとして、そして人間として成長してきた」「どのようにチームリーダーになるのか、どのようにビッグチームと働けばいいかなど、たくさんのことを学んだと思っている」現在、セルジオ・ペレスは、ルノーとウィリアムズの候補に名前が挙がっている。