セルジオ・ペレスは、再びトップチームでチャンスを得られれば、自分はレースに優勝してタイトルを獲得する力はあると主張しつつ、2013年のマクラーレン加入は自身のキャリアにとって早すぎたと認めている。セルジオ・ペレスは、ザウバーでF1デビューしてからの2年間で印象的な走りを見せ、2013年にマクラーレンに移籍。しかし、それは折り悪くマクラーレンの運命が変わりだしたタイミングだった。
運に見放されたシーズンの末、ケビン・マグヌッセンと交代する形でマクラーレンを追い出されたセルジオ・ペレスは、2014年にフォース・インディアへと移籍した。セルジオ・ペレスは、当時はマクラーレン移籍やそれに関連する政治的な状況に対応するには未熟すぎたと認めているが、ワールドチャンピオンシップを狙えるだけの力は今でもあると信じている。「マクラーレンはチーム内部で多くの政治的な問題に直面していたし、移籍は早すぎた。レースという意味では、僕はまだとても未熟で、あのような難しいマシンやチームとうまくやっていく準備ができていなかった」「そういう意味では早すぎたけれど、勝てるマシンがあれば、レースで優勝してタイトルにチャレンジできるだけのチャンスは十分にあると思ってる。今はずっと成熟したし、経験も積んだ。だから、今の自分はどのようなことにも準備はできている」2016年もフォース・インディアに残留するセルジオ・ペレスだが、今年のコンストラクターズ選手権5位とい結果からさらに進展するのは簡単ではないと認める。「希望はかなりあると思う。チームにはいいプロジェクトがあり、それが実現すれば間違いなく僕たちは進んでいける」とセルジオ・ペレスはコメント。「4位に上がるのはかなり高い要求だし、レッドブルやウィリアムズを狙わなければならない。僕はチームを信じているし、来年は素晴らしいシーズンになるかもしれない」「僕たちはチームが前進すると期待している。ロータス・ルノーやマクラーレン・ホンダがどうなるかはわからない。僕たちとバトルすることになるだろうと思っている。でも、僕たちには来年に向けた良いプラットフォームがある」