セルジオ・ペレスが、F1ルーキーシーズンとなった2011年を振り返った。ルーキシーズンには満足していますか?スピード面には満足しているけど、結果とポイントには満足していない。それにマシンとチームのパフォーマンスがとても良かったモナコとカナダの2レースを事故で逃しているしね。マシンに戻ったあとも再び100%になるまでには数レース必要だった。でも、F1での全体的なパフォーマンスに関して、自分のルーキーシーズンには満足していいと思っている。
モナコの事故を肉体的、精神的にどのように乗り越えましたか?肉体的には待たなければならなかった。簡単なことではなかったけど、それが重要だった。カナダでフリープラクティスのためにマシンに戻ったとき、自分が抱えている困難に気付いた。フラフラした感覚があったので運転するのは不可能だった。2週間後のバレンシアでは気分はずっと良くなっていたし、運転することができた。シルバーストンとニュルブルクリンクでも良くなってはいたけど、完全に大丈夫だと感じたのはブタペストだった。インパクトはとても強烈だったし、脳震盪を起こした後に肉体的に正常な感覚になるまでには時間がかかることを学んだ。精神的にもショックだった。メキシコに帰ったことが大きな助けになったし、再びレースに備えていろいろと取り組むためには重要なことだった。GP2からF1に転向するのに最も難しかった点は?F1は完全に異なる世界だ。全てが新しい。作業をしている人の数、作業レベル、作業量。マシン内外の全ての詳細が重要なんだ。メディアの関心も高いし、それらは私生活にも影響を及ぼす。ひとつの点だけを挙げることはできない。すべてをひとつとして考えなければならない。競技面でのハイライトは?僕にとって最も力強いパフォーマンスができたのは日本だ。レースで2番目のファステストラップを記録したし、何台もオーバーテイクすることができた。戦略もとてもうまく機能した。グランプリ終了後は本当に満足だった。どれくらいプレッシャーを感じていましたか?キャリア全体を通して多くのプレッシャーがあったけど、F1はもう1レベル高い。冬にみんな僕のことをペイドライバーだと言っていたし、彼らが間違っていることを証明できて良かったよ。シーズン中は多くの浮き沈みがあったけど、チームはずっと僕が自信を保てるように手助けしてくれた。2012年のために2011年からどのようなことを学びましたか?多くのことを学んだよ。忍耐強く、集中して、常に100%を発揮することが重要だと思う。あらゆる面で絶えず改善することが必要だし、常に状況に適応できるようにしておかなければならない。状況によってはドライビングスタイルを変えなければならない。クリスマスと大晦日はどこでどのように過ごしますか?とても忙しい一年だったし、まだ終わっていはない。ファクトリーでいくつか準備作業をするためにスイスに飛ぶ予定だし、そのあとメキシコに帰るつもりだ。クリスマスはビーチで家族とリラックスして過ごしたい。そのあとはメキシコのどこか別の場所で大晦日を祝いたいね。