セルジオ・ペレスは、モナコGPでのクラッシュがF1デビューシーズンの大きな妨げになったと主張した。セルジオ・ペレスは、5月のモナコGPの予選で素晴らしいパフォーマンスをみせながらも大クラッシュを喫した。その結果、日曜日のレースを欠場。2週間後のカナダGPで復帰を試みたが、プラクティスで不調を訴えてペドロ・デ・ラ・ロサにシートを譲った。
「事故は僕をかなりの痛手だったね」とセルジオ・ペレスは spox.com にコメント。「勢いを失ってしまったし、通常レベルのパフォーマンスを取り戻すのに長い時間がかかってしまった」現在、セルジオ・ペレスは28ポイントを獲得しているチームメイトの小林可夢偉に8ポイント差をつけられているが、モナコが何事もなく進んでいたら「彼よりも多く(ポイントを)獲得していたのは間違いないだろう」と述べた。だが、カナダの億万長者カルロス・スリムの企業、そしてフェラーリからも支援を受けているセルジオ・ペレスは、自身のキャリアにはなんら影響はないと考えている。「いいや、回復のために数レースかかることを除けば心配はしてなかった」「ザウバーはルーキーにとって本当に良いチームだ。素晴らしいサポートを受けている」セルジオ・ペレスは、すでに2012年の契約をザウバーと結んでいるが、シーズン終了後にフェラーリのF1マシンをテストする予定がある。彼のキャリアは、フェラーリに移籍する前にフェラーリエンジンを搭載したザウバーで走っていたフェリペ・マッサのキャリアと比較されている。「まず第一に僕がいい仕事をできることを証明しなければならない」「もちろん、F1で多くの成功を収めたいし、ワールドチャンピオンになりたい。でも、いつ、どのように実現させるかは現時点ではノーアイデアだ」