セルジオ・ペレスは、テルメックスという強力なパートナーをザウバーにもたらしたが、チーム代表のペーター・ザウバーはペレスをペイドライバーと呼ぶことに抵抗をみせている。ペーター・ザウバーは、チームからテルメックスに提携を持ちかけたわけではなく、テルメックス側から接触してきたと述べた。
「セルジオ・ペレスは、GP2の結果で自分の持っているものを証明した。それが最終的にテルメックスが彼をF1に連れてくることを決断した理由だ」とペーター・ザウバーはコメント。「ドライバーが我々のドアをノックしたわけではなく、長年セルジオをサポートしてきたテルメックスが彼を準備ができていると確信したのだ。そして、我々もそうだった。彼らは、彼らのドライバーとともに我々に加わりたいと言って我々に連絡してきた」「我々の場合、F1でレースをした18年間で実際のペイドライバーはペドロ・ディニス一人だけだ。ペドロは速く、チームに非常に有利なスポンサーをもたらしてくれたので、非常に目的にかなった決定だった」「セルジオの場合、私はまだ彼をペイドライバーと呼ぶことに抵抗がある。テルメックが彼らのドライバーとともに我々にところにきたわけであり、その逆ではない。テルメックには若手ドライバープログラムがあり、それはレッドブルと似ている。だが、誰も彼らの若手をペイドライバーとは呼ばない」テルメックとの提携によってザウバーの将来はメキジコ人になるかと質問されたペーター・ザウバーは次のように答えた。「そうは思わない。カルロス・スリム(テルメックスCEO)が直接チームに関与する予定はない。正直、チームの100%がまだ私のもとにかるとわかり、かなり良い気分だった」