パスカル・ウェーレインは、フェラーリF1チームとシミュレータードライバーの役割について“交渉”はしているものの、まだ決定はしていないと述べた。今週、元メルセデスの育成ドライバーであるパスカル・ウェーレインが、2019年のフェラーリF1チームの開発兼シミュレータードライバーを務めると報じられた。
Bild はパスカル・ウェーレインが、月曜日にマラネロでシミュレーターでの作業を開始したと報じた。しかし、パスカル・ウェーレインは「交渉は行われているけど、まだ何も確定はしていない状況だ」と Motorsport-Magazin.com にコメント。「僕がフォーミュラEを選んだ理由のひとつは、他の選手権でも仕事ができるからだ」「去年、僕はフォーミュラEと並行して他のことをすることに非常に興味があると話したと思う。もちろん、フェラーリでの役割は非常に良い機会になるだろう」パスカル・ウェーレインは、フェラーリのF1ドライバーであるセバスチャン・ベッテルと交友関係があることが資産になると認める。「彼とはとても長い間仲良くしている。彼がどの程度かかわっていたかは僕に評価できないけどね」いずれせよ、フェラーリF1チームでの役割はまもなく正式発表されるとパスカル・ウェーレインは考えている。「僕の目標はF1のままだけど、現時点での自分の立場には満足している。僕にとってフォーミュラカーに座れるのは良いことだ。将来、フォーミュラレーシングをしていくつもりだからね」メルセデスの育成ドライバーだったパスカル・ウェーレインは、2015年に史上最年少でDTMチャンピオンを獲得。2016年にマノー、2017年にザウバーでF1を戦ったが、シートを確保することができず、昨年はメルセデスからDTMに復帰。しかし、メルセデスのDTM撤退に伴って、新たなチャンスを求めてメルセデスとの育成ドライバー契約を解消。今季はマヒンドラからフォーミュラEに参戦することが決定していたが、昨年の12月31日までメルセデスとの契約が残っていたため、サウジアラビアで開催されたフォーミュラE開幕戦に出場できず、今週末のマラケシュでデビューを果たす。