パスカル・ウェーレインが、2017年のザウバーの2つ目のF1シートの最有力候補になったと Autosport が報じている。今週、ザウバーは2017年のマーカス・エリクソンのチーム残留を発表。ザウバーは、フェリペ・ナッセも続投されると思われていたが、彼のメインスポンサーであるブラジル銀行のトップが交代となり、ナッセのスポンサーを継続するかの決定が先延ばしになっている。
その結果、ザウバーとの交渉は決裂し、フェリペ・ナッセはザウバーの候補リストの最下位に転落したという。現在、ザウバーの2つ目のシートには、メルセデスのジュニアドライバーで資金を持ち込めるパスカル・ウェーレインが有力候補となっているようだ。F1ブラジルGPの週末には、メルセデスのモータースポーツ責任者であるトト・ヴォルフと、ザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンが、ドライバーについて議論したとされている。パスカル・ウェーレインは、マノーのチームメイトであるエステバン・オコンとともにフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグの後任候補に挙げられていたが、フォース・インディアはオコンを選択した。マノーは、パスカル・ウェーレインを保持することを望んでおり、残留の可能性もあるが、ザウバーは、パスカル・ウェーレインの起用に前向きだとされている。モニーシャ・カルテンボーンは、シーズン終了までにドライバーラインナップを確定できることを望んでいるとブラジルで述べている。しかし、ザウバーにはまだ良いオプションが残されており、決定を急ぐことはないと考えられている。フェリペ・ナッセはザウバーと良い関係を築いており、ブラジルGPで貴重な2ポイントを獲得したが、財政的なパッケージを持ち込むことが残留には重要な鍵となる。元マノーのドライバーであるリオ・ハリアントも、ザウバーの候補リストのなかでは上位にいるようだ。リオ・ハリアントは、インドネシア政府からの支援が整わず、シーズン途中でシートを喪失している。財政パッケージはまだ発表されていないが、アジアのいくつかの企業がリオ・ハリアントの後援に関心を持っているとされる。ハースを放出されたエステバン・グティエレスもザウバーのオプションを調査していたが、2013年と2014年に所属した同チームへの復帰の可能性は低いとの見方が強い。関連:2017年 F1ドライバー:各チームのシート確定状況・・・残り3席
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