FIA WTCC世界ツーリングカー選手権の開幕戦ブラジルで全車に「SAVE JAPAN」のステッカーが掲載され、スタート前に一分間の黙祷を捧げることになった。WTCCには、日本人ドライバーの谷口行規が参戦。彼のシボレー ラセッティのボンネットには大きく「SAVE JAPAN」のステッカーが掲載された。
谷口行規は、日本が壊滅的な被害を受けているときにブラジルに向かうのをためらい、開幕戦の棄権も検討したと語る。「そのことを協会の方々にお伝えしたのですが、『行って戦ってきたほうがいい。日本人はまだ生きているし諦めないんだという事を世界のみなさんに知っていただく機会なのだから。』と僕をプッシュしてくれました」「それで、地震・津波の被害にあわれ今も放射能の脅威にさらされている方々のために義援金を募るキャンペーンをしようと考えたわけです」このイニシアチブに、WTCCのプロモーターを務めるユーロスポーツイベントが賛同。マシンのナンバープレートに「SAVE JAPAN」のステッカーを掲載することを快諾。また、スタート前には日本の被災者にむけて1分間の黙祷を捧げることが決定した。「主催者の代表ロッティさんの協力でスタート前の1分間の黙祷と全車にSAVE JAPANのステッカーを貼ってもらえることになりました」と谷口行規は自身のブログで述べた。またブラジルの日本大使館は、ブラジルに住む日本人をクリティバでの開幕戦に招待する。「SAVE JAPAN」は、脇阪寿一が開設した義援金サイト。2輪、4輪、カテゴリー、メーカーの枠を越えたドライバー/ライダー、モータースポーツ関係者が賛同している。WTCC開幕戦は、3月20日(日) 24:45〜深夜4:00にCS「GAORA」で生放送される。関連:脇阪寿一、義援金サイト「SAVE JAPAN」設立
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