SUPER GT 開幕戦でマシンの不具合により無念の逆転優勝を許した国本雄資(ENEOS SUSTINA RC F 6号車)が、レース後の屈辱的な経験をTwitterに投稿した。ポールポジションからスタートしたENEOS SUSTINA RC F 6号車は、順当にポジションをキープ。レースが中盤に入り、40周目が終了した時点で、6号車がピットへ向かい、大嶋和也から国本雄資へチェンジ。交換直後の冷えたタイヤでも激しい順位争いが繰り広げられた。
しかし、1周早くピットを終えたKeePer TOM'S RC F 37号車の伊藤大輔が猛烈な追い上げを見せ、ピット直後には6秒以上もあった首位6号車 国本雄資との差を詰めていった。国本雄資も懸命に首位を逃げるが、次々に現れる周回遅れ車両を処理する中でその差は更に詰まっていき、51周目にはテール・トゥ・ノーズに。2台のLEXUS RC Fによる息詰まるようなバトルが続く中、55周目、突然首位の6号車がシフト系の一時的な作動不良に見舞われ、スローダウン。この機に一気に37号車伊藤大輔が6号車をパスし首位を奪った。幸いにも6号車の不具合はまもなく解消してペースも復活。何とか2位の座を維持したままレースをフィニッシュした。レース後、国本雄資は自身のTwitterで「そういえば昨日サーキットから帰るとき、国本さん(勝たせてもらって)ありがとうございます!ってバカにした顔で言われた」「トラブルで2位になったことより、そうやって言われたことが本当に悔しいし、頭にきた」「戦った選手を讃えることの出来ない選手には絶対なりたくない」このツィートにチームメイトの大嶋和也は「富士絶対勝とうな!!」とリプライ。雪辱を誓った。
全文を読む