2014年 SUPER GT開幕戦が、岡山国際サーキットで行われ、GT500クラスはNo.37 KeePer TOM'S RC Fの伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組が優勝した。2014年のSUPER GTは、スーパーフォーミュラと基本設計を同じものとするNRE規定の新エンジン、DTM(ドイツツーリングカー選手権)と共通化された新たな新規定シャシーに搭載して戦われる。
GT500は全車がニューマシンを投入し、レクサスはRC F、ホンダはNSX CONCEPT-GTと、市販化が予定されているマシンをベースにして参戦。非常に不安定な天候となった日曜の岡山国際サーキット。やや天候が持ち直すも冷たい風が吹く中、午後2時にドライコンディションで今季開幕戦がスタートの時を迎えた。今大会はまず1周のウォームアップラップがあり、続いてもう1周のフォーメイションラップをセーフティーカー先導で行った後、レースがスタートすることとなり、合計2周したのちレーススタートとなる。このウォームアップラップは、午後2時ちょうどにスタートした。しかしうまく隊列が整わず、フォーメーションラップが1周追加されたため、決勝は1周減算となり81周の戦いとなった。レースが4分の1ほどを消化した20周目あたりから降り始めた雨は路面はセミウェットに。しかしまもなく雨は止み、日が差し始めるという、めまぐるしく変わる天候で、路面もすぐドライへと代わった。GT500ニューマシン同士の初戦となった今季開幕戦の覇者はNo.37 KeePer TOM'S RC F。2位にNo.6 ENEOS SUSTINA RC Fが入り、レクサス勢がワン・ツー。3位にはNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rが入り、以下No.39 DENSO KOBELCO SARD RC F、No.18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTと続く結果となった。