Rakuten (楽天)は、FCバルセロナのメインスポンサーになることで合意した。楽天は、電子商取引、コミュニケーション、デジタルコンテンツ、消費者や世界中の企業に向けたフィンテックサービスなどでトップを走る日本のグローバルカンパニーであり、同社のロゴが、トップチームのユニフォームの正面に入り、 2017/18年から、4年間に渡り、クラブのメイングローバルパートナーとなる。
両者の合意は、16日(水)にAuditorio 1899にて、FCバルセロナのジョセップ・マリア・バルトメウ会長、マーケティング及びコミュニケーション担当のマネル・アロジョ副会長そして、楽天株式会社の代表取締役兼社長である三木谷浩史氏が出席したイベントにて公表された。スポンサー契約は、クラブとRakuten(楽天)間で、2017/18年から2020/21年まで締結され、1年延長できるオプションがつく形となる。この合意により、クラブは、5500万ユーロ(約64億2380万円)を年間に受け取り、また、4年間の間、タイトルごとにボーナスを受け取ることになる。この合意については、次回のソシオによる臨時特別総会により、最終的な承認を得ることになる予定だ。Rakuten (TSE: 4755) は、1997年に日本で創設された、世界中のインターネットサービスを請け負う主要企業の一つ。電子商業取引、金融、デジタルコンテンツなどのサービスを、消費者及び企業向けに幅広く提供している。2012年以降、 Rakuten(楽天)は、経済紙フォーブスにより、世界で最も躍進しているトップ企業20に選ばれています。イノベーショングローバルカンパニーの目標として、Rakutenは世界進出拡大を目指している。イノベーションにおいて強力な信用を得ているRakuten (楽天)は、FCバルセロナのイノベーション及びエンターテイメントにおける最初のグローバルパートナーとなる。Rakuten はそのテクノロジーを駆使したメッセージサービスやドローン、電子商業取引、AI (人工知能)など、様々なイニシアティブを通して、選手を支援し、サポーター及びFCバルセロナのソシオを楽しませてくれることだろう。この日本企業のViberなどの通話アプリは、ヨーロッパにおいても、既に12カ国で使用されている。日本とアメリカ合衆国内にある楽天市場を含め、電子商業サービス、キャッシュバックシステム、電子書籍配信サービス、オーバードライブなど、多くの価値ある提供が行なわれることになる。RakutenのViberは、携帯のメッセージアプリとして、今後、FCバルセロナのコミュニケーション公式チャンネルとなる。ジョセップ・マリア・バルトメウ (FCバルセロナ会長)「このイノベーションの代名詞でもあるグローバルカンパニーが、私達にその経験とビッグデータのノウハウ、コミュニケーション、電子商業取引など、FCバルセロナに将来の成功をもたらしてくれる経験を与えてくれるであろう、今回の楽天との合意を私達は非常に喜ばしく思っております。今回の合意により、私達は、フロントと共に目標としてきたように、スポーツクラブの最前線に立つことになりました。クラブの目標である世界レベルでの指針であり続けるために、この楽天とFCバルセロナの間における結びつきが、スポーツ面、商業面において成功をもたらしてくれることを希望しております」三木谷浩史 (楽天株式会社社長及びCEO)「このパートナーシップのチャンスは、私達のブランドのグローバルストラテジーを、より強固にするものです。イノベーション及びエンターテイメントのグローバルパートナーとして、Viber、 Wuaki、Ebates、 Kobo、PriceMinisterといった私達のブランドを駆使することで、力をあわせ、革新的なフレームワークを構築し、ファンやソシオ、選手の皆様に最新のサービスとソルーションをもたらすことが最も大切だと思っています。バルサのコミュニティと結びつくことができて、とてもエキサイティングしています。私は、個人的に何年もバルサを追っており、その独自のプレースタイルとプロフェッショナリズムに敬意を抱いていました。成功を目指すその姿勢、若い才能を育てる文化など、その価値観は、楽天と共通しています」関連:・マクラーレン、楽天とのタイトルスポンサー交渉に失敗? - 2014年5月21日・マクラーレン、楽天とタイトルスポンサー契約? - 2014年4月6日