リンキン・パークのボーカル、チェスター・ベニントン(41歳)が20日、自宅で死亡しているのが見つかった。自殺とみられている。ロサンゼルス検視局によると、現地時間の午前9時過ぎ、チェスター・ベニントンがパロスベルデスエステーツにある自宅で首を吊った状態で見つかったとの通報があったという。ブライアン・エリアス検視局長によると、当局は自殺の可能性があるとみて捜査を進めている。
リンキン・パークのギタリストで、作曲を担当しているマイク・シノはTwitterに「ショックを受けており、とても悲しいが、事実だ」と投稿した。リンキン・パークの名前はF1にも何度も登場している。2011年のF1シンガポールGPではレース週末にライブを開催。その際、小林可夢偉の個人スポンサーであるグッズスマイルカンパニーのパドッククラブのゲストとしてF1パドックに来場。そこでバンドメンバーの面々が小林可夢偉と出会ったことで、日本の復興支援のための特製ヘルメット製作のアイデアが生まれ、F1ブラジルGPで小林可夢偉が着用。ヘルメットは、Music for Releafのオークション・サイトで約146万2240円にて落札され、東日本大震災における被災地の復興を支援するため日本に寄付された。当時、小林可夢偉は「僕はずっとリンキン・パークのファンでした。彼らの音楽が大好きだし、音楽を提供するだけでなく、バンドが社会に貢献していく姿に強い感銘を受けました。彼らがシンガポールGPでコンサートをしたとき、パドックで直接彼らに会うことができてとても興奮しました。その日から僕たちは連絡をとりあって、今回、復興支援コラボが実現しました。ジョー・ハーン氏が僕のためにヘルメットをデザインしてくれたことを本当に嬉しく思います。このチャリティーオークションが、日本の復興に協力してくれている”Music for Relief” のために多くの収益を生みだしてくれることを願っています」と語っている。キミ・ライコネンも好きなアーティストとしてリンキン・パークの名前を挙げている。また、2012年には、ロータスとリンキン・パークがコラボして、F1のアドネナリンとロックの情熱をもたらすデジタルコンテンツ“Linkin Park GP”を制作。このアプリは、ロータスのF1参戦500戦目とリンキン・パークの5枚目のアルバル“Living Things”の発売を祝って制作された。