松田次生が、KODO RACINGで第4戦からフォーミュラ・ニッポンに参戦することが決定した。2007年、2008年と2年連続でフォーミュラ・ニッポンのチャンピオンを獲得した松田次生。しかし、昨年は11位と低迷し、今季はフォーミュラ・ニッポンのシートを失っていた。松田次生は、経済的な問題でF1が実現しなかったことで、モティベーションが下がっていたことを明らかにした。
「2度のチャンピオンを獲得した後、F1という道も考えたが、経済的に厳しかった」と松田次生は語る。「そうして迎えた昨シーズンは、自分の中でモチベーションが下がっていたこともあり、結果を残すことができず、結果的に今年のシートを失う形になった。『2連覇したのになぜ』という気持ちもあった」「開幕2戦は見ていて悔しかったし、なんとか戻って日本のトップを張り続けることが自分の使命であると思っている」「チャンスを活かし、残りのレース1戦1戦を大事に戦いたい。そして来シーズンに繋げる走りをしたい」松田次生は、1997年には鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラクラスに入校。同期生には、後にF1を戦い、現在はインディカーに参戦する佐藤琢磨がいる。