大阪観光局は、大阪観光局を事務局とする「大阪モータースポーツ推進協議会」を発足させることを発表した。この推進協議会は、今年1月、大阪観光局が大阪へのF1グランプリ誘致を目指す意思を発表したことを受け、F1グランプリを含めたモータースポーツの理解促進と機運醸成を目的に設立するもの。モータースポーツに知見を持つ9名の有識者を招き、8月にも第 1回の会議を開催する予定としている。
協議会の有識者は、観光・まちづくり、モータースポーツ、エンタテイメントやスポーツビジネス、モビリティ開発、ダイバーシティ、情報発信に取り組む専門家から構成されている。モータースポーツ有識者には、日本レースプロモーション会長の近藤真彦、レーシングドライバーの脇阪寿一が名を連ねる。会議では、モータースポーツを誘致する意義や様々な産業活性化と経済波及効果、住民理解の促進、安全安心なモビリティ社会への貢献など、様々な角度から議論が行われる予定。有識者それぞれの立場から、モータースポーツに関する様々な観点で情報提供をいただき、モータースポーツの正しい理解と機運醸成を目指し、大阪観光局から広く発信していく。大阪モータースポーツ推進協議会の会長を務める溝畑宏(大阪観光局 理事長)「今年1月にF1グランプリの誘致に挑戦することを発表して以来、様々な関係者やファンの皆様から多くの意見を頂戴してきた。我が国では、モータースポーツが一部のマニアの方だけのレースとして偏って見られている傾向があるが、ダイバーシティが進んでおり、あらゆる人が楽しめるスポーツとなっている。また、カーボンニュートラルなど環境にやさしいモビリティの実験場という性格もある。さらに、野球における大谷翔平選手のように、モータースポーツ選手が欧州はじめ海外諸国と同様、日本でも子供達の夢と希望の対象として脚光を浴びるようになれば、モータースポーツは活性化すると確信している。モータースポーツの正しい理解と発展に貢献できるよう、有識者の皆様としっかりと議論を重ねたい」■会議参加メンバー●会長溝畑宏(公益財団法人大阪観光局 理事長 )●観光・まちづくり有識]澤田充(株式会社ケイオス 代表取締役 CEO)●モータースポーツ有識者近藤真彦(株式会社日本レースプロモーション 取締役会長)脇阪寿一(レーシングドライバー)小川 友幸(TEAM MITANI Honda トライアル国際 A 級スーパークラス ライダー)●モータースポーツメディア田中健一(Motorsport.com 日本版 編集長)●エンタテイメント有識者澤井一人(アビームコンサルティング株式会社 顧客価値創造戦略ユニット マネージャー)●地元関係者今村聖三(株式会社コーニッシュ 代表取締役)●ダイバーシティ井形とも(株式会社チームマリ 代表取締役)●学識者古田貴之(千葉工業大学 常任理事 未来ロボット技術研究センター 所長)●事務局田中嘉一(公益財団法人大阪観光局 事務局長 MICE 政策統括官 兼 万博・IR 推進統括官)
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