F1チームは、来年の競技レベルをさらに公平にするため、エンジン・パフォーマンスの再均一化について議論する予定である。現在、F1はエンジン開発を凍結しているが、FIAは昨年のオフシーズン中にルノーのエンジン改良を認めた。今シーズンは、強力なエンジンが求められるサーキットで、メルセデス・ベンツのエンジンを搭載マシンが圧勝しているため、F1チームは“凍結解除”を協議するとしている。
メルセデス・ベンツは、グリッドの20台のうち6台にエンジンを供給しており、2010年には4チームにエンジンを販売する可能性が高い。フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは「エンジン・ワーキング・グループで議論することは間違いないと思う。あらゆる観点から理解しなければならない」と述べている。「メルセデスのエンジンの素晴らしいパフォーマンスを見てきたが、最終的な判断を下す前に、正確に理解する必要がある。数字や出力曲線など、関係するすべてを調査しなければならない」「それを理解する必要があるので、チーム間で話し合いの機会を持とうとしている」レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、この問題を検討することに同意している。「慎重に検討する必要があることだと思う」とクリスチャン・ホーナーは語る。「FIAは、どこに違いがあるのかがわかるあらゆる情報を持っている。メルセデス・エンジンを搭載した3チームが、予選で上位7位中に6台を占め、決勝でも群を抜いていた。偶然だとは思えない」「FIAはすべて情報を持っているはずだが、開発凍結には常に競争的アドバンテージを凍結されるという危険がある」
全文を読む