デンマークは、同国でF1グランプリを開催することを諦めていはない。現在、F1グリッドにはデンマーク出身のケビン・マグヌッセンがハースF1チームから参戦しており、近年、デンマークの首都コペンハーゲンでF1を開催する計画があり、F1オーナーのリバティメディアもその動きを歓迎していた。
デンマークのF1プロジェクトの調査と研究には数百ドルが費やされ、元科学大臣のヘルゲ・サンダーが主導。同国の産業大臣であるブライアン・ミケルセンは“ますます現実的になっている”と述べ、かつてロータスF1チームを後援していたサクソ銀国の創設者ラース・セイヤー・クリステンセンも支持していた。しかし、今年9月にコペンハーゲンのフランク・イェンセン市長はF1を開催するのは“リスクが高すぎる”として公的資金による補助を行わない方針を表明。F1デンマークGPの計画は暗礁に乗り上げた。また、11月19日にはコペンハーゲンでのF1開催を準備するために設立された会社が解散したことも明らかとなり、デンマークでのF1開催計画は事実上白紙に戻っていた。しかし、これまでコペンハーゲンのF1プロジェクトを率いていた元科学大臣のヘルゲ・サンダーは、まだデンマークへのF1誘致を諦めてはいないと語る。「F1についてのポジティブなムードには、当然ながら、他の自治体も反応を示している」とヘルゲ・サンダーは Ekstra Bladet にコメント。「もし、デンマークの他の場所で十分に興味深いプロジェクトがあるならば、もちろん、実現性、政治面、おそび財政的な条件などのすべてが揃っているかどうかを調査するべきだ」「市長からの発表にはショックを受けたと言わざるを得ない。だが、我々はコペンハーゲンにF1レースを誘致することが可能ではなかったなかったことを受け入れなければならない。だが、市長の発表以来、ほぼ毎日ポジティブなメッセージを受け取っている」「F1カレンダーを見れば、グランプリがその国の首都で開催されることが決して前提条件というわけではない」
全文を読む