シルバーストンが、中東の投資家に買収されると報じられている。シルバーストンは、イギリスGPがドニントン・パークに移るのを防ぐためにサーキット改修の契約をまとめようとしている。シルバーストン・サーキットは、昨年のF1ワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトンや会長のデイモン・ヒルなどを含む英国レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)の850人のメンバーが所有している。
BRDCの理事らは、シルバーストンが「チャンスがあればグランプリを開催できる」計画について8月25日の会議で投票を依頼する書簡をメンバーに送っている。しかし、元理事のジョン・フィッツパトリックは、メンバーはサーキット運営に独立運営者を求めているが、シルバーストンの将来に対する「発言権を奪うような提案を支持せず、理事らがメンバーに署名を依頼することを認めない」と激怒しているとされる。ジョン・フィッツパトリックによると、非公式で理事会は相手側と「かなり長い間」交渉を続けるようだ。BDRCの会長であるデーモン・ヒルはこれを否定し、「誰がその取引にかかわっているのか分からない」と語るが、「シルバーストンの運営におけるリスクの高い部分に対応するため、多くの投資家の関心をひきつけること」が目標であると認めている。
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