F1マレーシアGPのサポートレースとして30日(土)に開催されたF4東南アジア選手権(Formula 4 SEA)で全9台がガス欠でリタイアするという珍事が起こった。金曜日に行われたF1マレーシアGP フリー走行2回目での排水溝の破損によってタイムテーブルが変更になり、F4レースは土曜日に2連続で行われることになった。
1回目のレースは通常の展開となりダニエル・カオが優勝。しかし、2回目のレースは最近では記憶に新しい珍事が起こった。レース終盤、9台のうち1台の燃料が尽きはじめた。彼は8周のレースの6周目に他の3台と一緒に停止。残りのマシンも同周にストップした。レース主催者は、サーキットの危険な場所にマシンが停止していたため、セーフティカーを導入。最終ラップとなり、ケイン・シェパード1台が走行を続けていたが、セーフティカーのスロー走行中に関わらず、ターン2の立ち上がりで燃料が尽き、セーフティカーだけが最終ラップを完了した。最終リザルトは7周目終了時点となり、ケイン・シェパードがウィナーとなった。燃料不足の原因は、レースが2連続という珍しいフォーマットで行われたため、両方のレースを完走するためにどれだけのガソリンが必要かの計算を誤ったことで引き起こされたと考えられている。
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