Mr.ビーン役で知られるイギリスの俳優ローワン・アトキンソンが、所有していたマクラーレンF1を800万ポンド(約15億円)で売却した。マクラーレンF1は、6.1リッター V12エンジンを搭載するスーパーカーで、トップスピードは時速240マイル、650馬力を誇る。ゴードン・マーレイが設計したこの車両は107台しか製造されておらず、そのうちスタンダードロードカーはわずか64台という希少車。
ローワン・アトキンソンは、1997年に50万ポンド(約9,500万円)でこの車を購入している。クルマ好きで有名なローワン・アトキンソンは、これまで2回、このマクラーレンF1で見出しを飾っている。最近では2011年に大クラッシュして大破させたが、本人は幸い無傷だった。その際の修理費はおよそ90万ポンド(約1億7,000万円)だったという。またローワン・アトキンソンは、BBCの人気番組『トップ・ギア(Top Gear)』の「有名人レース」のコーナーでドライビングスキルを披露し、シーズンで2番手タイムを記録したこともある。ローワン・アトキンソンは、F1レースにも何度か顔を出しており、2011年のF1インドGPでルイス・ハミルトンとフェリペ・マッサがクラッシュした際にマクラーレンのガレージでまるでMr.ビーンのようなリアクションを見せたところがFOMのカメラに収められた。マクラーレンF1を手放すのは寂しくないかとローワン・アトキンソンは「もちろん寂しいよ」と Telegraph にコメント。「でも、以前ほど乗らなくなったし、ちょうどいいタイミングだ」関連:Mr.ビーン、マクラーレンF1で全損事故 - 2011年8月6日