12月上旬、ポルトガルのアルガルベ・サーキットで初テストを行ったF1ドライバーたちは、新しいサーキットを「素晴らしい」と絶賛している。アルガルベ・サーキットでは3日間のF1合同テストが行なわれ、フェラーリとマクラーレンが参加した。マクラーレンのテストドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサは、「素晴らしいトラックだ。まるでジェットコースターのようだね」と語る。
「いつも2、3ヶ所のトラックしか走らないテストドライバーにとっては特に楽しいよ」「肉体的にはあまり要求が厳しくない。ヘレスと同じくらいと言える。でも、ラバーがのってきたらグリップが上がる可能性がある。そうなると、もっと厳しくなるだろうね」同じくマクラレーンでテストドライバーを務めるゲイリー・パフェットも「このトラックは、上り坂と下り坂のセクションが交互にあるで常にチャレンジングだ。ブレーキングポイントを見つけるのが難しいし、最高のラインを見つけるのも難しい」と述べた。「トラックは滑りやすかったので、最適セットアップをわざわざ見つける努力はしなかった。モンメロやヘレスで使うセッティングでもうまく働くとわかったので、それを利用した」フェラーリのテストドライバー、マルク・ジェネは、トラックはラバーが付着する必要があると述べているが、彼もまたアルガルベを賞賛した。「ラバーの量が不足しているので、トラックはまだとても滑りやすい。」「6チームが参加していれば、この問題は1日で解決されただろう。しかし、2チームだったので、もっと時間が必要だ。この問題を除けば、トラックは素晴らしかったよ」しかし、アルガルベ・サーキットのディレクターであるファン・アルバレスは、トラックはまだ利益を上げていないと述べた。「F1が要求する恒久的な構造を考慮して、トラック改修に大きな力を入れてきた。利益をあげるためには、少なくとも20日間のテストが必要だ。今のところ2009年のテストは8日だけだ。これでは足りない」「2011年までF1と契約しているが、その後は状況を再検討しなければならないだろう。テスト開催のコストはますます高くなっているので、状況はあまりよくない」