ホッケンハイム・サーキットの役員は、政府の財政的支援がない限り、ホケンハイムでのF1開催はないだろうと語る。「国からの補助金がなければ、これ以上ホッケンハイムでのF1はないだろう。」とホッケンハイムの社長であるカール・ヨーゼフ・シュミットは語る。F1ドイツGPは、ホッケンハイムとニュルブルクリンクでの隔年開催となっており、来年はホッケンハイムでの開催はない。
報道によると、ホッケンハイムは、今年のF1ドイツGP開催後に530万ユーロの損失を出した。すでにカナダとフランスが財政的な理由で2009年のF1カレンダーから消滅している。シュミットは、彼らが良い取引ができない限り、F1レースを主催するよう余裕があるのはアラブ諸国だけだと主張する。「ホッケンハイムからだけでなく、ドイツ全体からF1は消え、その後、アラブ諸国でのみ開催されるようになるだろう」ドイツは今年、5人のドイツ人ドライバーがグリッドに並んでおり、加えてメルセデス・ベンツとBMWというドイツ企業が参戦している。