タイ・スポーツ局(SAT)は、内閣が承認すれば2015年のF1カレンダーにタイが含まれる予定だと発表した。SATのカノックパン・チュラカセム局長は、内閣がF1開催にかかる財政負担予算が閣議決定で承認されることを条件に、タイが2015年のF1カレンダーに加ることになったと述べた。
カノックパン・チュラカセムは「正式契約を結ぶ前に、最終承認を得るために当局が内閣に詳細を提示しなければならない」と語り、FIAがナイトレースを開催する会場のリストに含まれているバンコク市サナムルアン近郊のラーチャダムヌーン通りを視察したと述べた。「この会場は、地勢とタイの雰囲気を反映している。ナイトレースで照明に照らされることになっている、王宮、ワット・プラケオ、サナムルアンなどの重要な見どころがあり、前向きなフィードバックを得ている」カノックパン・チュラカセムは、トラックは全長5?になる予定だが、広範囲の路面改修と安全対策が必要となるため、最初の難問は、このイベント開催のメリットを住民に理解してもらうことだと述べた。だが、タイでは深夜の違法バイクレースをやめさせるために、行動でのレースを禁止する新しい法律がある。そのため、F1は法律の免責条項によってカバーされなければならない。昨年、タイの政府筋は、2014年11月にレースを開催する予定だと述べていたが、タイ政府の裏づがなかったため、非現実的だと一蹴されていた。しかし、すでにタイでのF1開催に関与しているレッドブルがレース開催を推進している事実を公表しており、グランプリ開催が実現する可能性は高い。レッドブルは、2010年12月、国王陛下の誕生日記念の一環としてバンコクのラーチャダムヌーン通りでマーク・ウェバーによるF1デモ走行を行っている。
全文を読む