F1カナダGPが開催されているジル・ヴィルヌーヴ・サーキットだが、路面に深刻な問題が発生している。F1第7戦カナダGPが開催されているジル・ヴィルヌーヴ・サーキットだが、路面が剥がれるという深刻な問題が発生している。ここ数年でも同様な問題が発生しており、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットではアスファルトで路面を補修したが、問題は解決されていない。特にターン10が顕著で、他のコーナーにも同様の問題が発生している。
カナダGPのオフィシャルは、路面を何ヶ所かで補修する必要があると判断。現在、現地のスタッフが急ピッチで補修作業を行っている。「我々は今年、問題を解決するために新しい専門家を雇った。しかし、レーシングカーの技術の進歩にが問題を引き起こしている。溝付きタイヤの強力な接地力と、トラクションコントロールがなくなったこと、そしてヘアピンの物理的な構造そのもの、この3つすべてがこの状況の原因となっている可能性がある。今日、最後のクルマがコースを離れたら、直ちにこの問題に対処する。そして明日のレースまでにはすべてが整っていることだろう」とカナダGPのエグゼクティブオフィサーであるフランソワ・デュモンティエは語った。予選Q2セッションのインラップでクラッシュし、Q3で走行できなかったレッドブルのマーク・ウェバーは予選終了後に「モトクロスのバイクが必要だね。F1カーで走るのは現実的ではないよ。」と皮肉った。またフェラーリの両ドライバーも不快感をあらわにしており、ライコネンは“ジョークだ”と形容した。それ以外でも、ほぼ全てのドライバーが予選終了後に、路面に対して懸念を表明している。例年、アクシデントが多発し、セーフティカーが何度も導入されるカナダGP。今年も波乱のレースになりそうだ。
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