オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1マシンのスタート手順について強い懸念を示し、開幕戦メルボルン前に対応が必要だと訴えた。バーレーンでのプレシーズンテスト最終日、ドライバーたちはピットレーンでスタート練習を行った後、グリッドに整列。その挙動は波乱を予感させるものだった。
2026年型パワーユニットではMGU-Hが廃止され、低回転域でターボラグを補う仕組みが消えた。その結果、発進時に理想的な状態へ持ち込むまでの時間が大きく伸びている。ジョージ・ラッセルは「簡単ではない」と語り、エステバン・オコンは「ターボラグは非常に大きな話題だ」と指摘。ピエール・ガスリーも「オーストラリアでは忘れられない瞬間になるかもしれない」とファンに警告した。ピアストリもまた、この問題が深刻なポジションロスを招く可能性があると明かした。「全員がスタートで必要とするものは違うだろうし、正直なところ、僕たちの誰もがまだ正確に何が必要なのか分かっていないと思う」とピアストリは語った。「大まかなアイデアはあるし、きちんとしたスタートを決める方法は見つけられるはずだ」「ただ去年は、良いスタートと悪いスタートの違いは、少しホイールスピンしたか、反応が悪かったか程度だった」「今年は実質的にF2のレースのようになる可能性がある。アンチストールに入るような状況だ。5メートル失うどころか、失敗すれば6〜7ポジションを失うかもしれない」ピアストリはこの状況について、F1側が対処すべきだと強調した。今後開催されるF1コミッション会議でも議題に上る見込みだ。「スタートは対処される必要がある。安全なスタートを切るだけでも、かなり複雑なプロセスになっている。競争力あるスタートを決めるのはなおさらだ」「メルボルンまでに話し合われるはずだ」さらに彼は、スタート以外にも議論すべきテーマがあると続けた。「話し合うべきテーマはたくさんある。スタート、オーバーテイク」「オーバーテイクも確実に違ったものになるだろう」関係者の間では、スタートライト手順の見直しや、最後尾の車両がグリッドに整列してからの最小時間に遅延を設ける案などが検討対象になるとみられている。チームメイトで現王者のランド・ノリスも懸念を共有した。「ターボやさまざまな要素の影響で、スタートはより難しくなっている」とノリスは語った。「1周あたりに使えるバッテリーも少ない」「確実に大きなチャレンジだし、ドライバーにとって要求は高くなっている」